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「AQUOS ファミリンク」で何ができるのか

2006/08/02
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AQUOSファミリンクは3つの要素で構成される
シャープは本日、薄型テレビ9機種、レコーダー4機種、シアターラック2機種を一斉に発表。その多くのモデルに「AQUOS ファミリンク」(以下「ファミリンク」)機能を搭載した。この機能でどのような操作が行えるかまとめてみた。

ファミリンクは、HDMIによりレコーダーやサラウンドシステムの操作が行える「HDMIコントロール機能」、またAQUOS 液晶テレビのデジタルチューナーを利用し、シングルチューナーのレコーダーでもダブル録画を行える「ハイブリッドダブレコ機能」、また液晶テレビとレコーダーを1台で操作できる「ファミリモコン」の3つの要素で構成される。それぞれ対応する機器が異なるので注意が必要だ。

●「HDMIコントロール機能」


HDMI経由でレコーダーやシアターシステムをコントロール
「HDMIコントロール機能」は、HDMIのバージョン1.2aから定義された、機器コントロール用の規格を用いる。松下電器のVIERA Linkとほぼ同じもので、テレビ側からレコーダーやシアターシステムの操作が行える。

レコーダーの操作は、予約録画の登録、録画リストの表示、メディア切り換えなどが可能。シアターシステムの操作は、AQUOSのリモコンからシアターシステムの電源・音量・消音・音声切換・オフタイマーのコントロールが可能なほか、視聴中の番組のジャンルをシアターシステム側で認識して、自動的にサウンドモードを切り換えることもできる。

なお、この制御用の規格にはCEC(Consumer Electronics Control)という名称がつけられている。電源のON/OFFなど、基本的な操作の信号は規格で定義しているため、他社の機器同士でも連係動作が可能だが、VIERA Linkなどでは、各メーカーで自由に定義できる拡張エリアも用いているため、これらの機能はAQUOSと連動できない可能性が高い。

今回発表した新製品のうち、「HDMIコントロール機能」に対応しているのは、液晶テレビのうち、32V型以上の6機種と、レコーダー/シアターシステムの全モデル。

●「ハイブリッドダブレコ機能」

「ハイブリッドダブレコ機能」は、液晶テレビ AQUOSのチューナーを使い、デジタルチューナーを1基しか装備しないレコーダーでもデジタルダブル録画が楽しめるというもの。テレビとレコーダーはi.Linkで接続し、TS信号をテレビからレコーダーに送信する仕組み。

なお、ハイブリッドダブレコ機能を使用する際はテレビ側から操作を行う必要があり、レコーダー側の録画予約リストと、テレビ側の録画予約リストを統合して表示することはできない。

ダブレコ機能に対応するのは、今回発表したレコーダー新機種のうち、デジタルシングルチューナーの3モデル「DV-AC34/AC32/ACV32」と、これまで発売された、デジタルダブルチューナーとi.Linkを装備したAQUOS液晶テレビ。

●「ファミリモコン」


ファミリモコンは、テレビとレコーダーを1つで操作できる
ファミリモコンは、液晶テレビとレコーダーの操作を1台で行えるリモコン。上部にテレビとレコーダーの切換スイッチを装備し、たとえばテレビからレコーダーにスイッチを切り換えると、入力をレコーダーに変更する。 今回発売したレコーダー4機種に同梱し、今後は単体販売も行う可能性がある。

(Phile-web編集部)

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