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DellとHP、マイクロソフトとインテルに「Blu-rayの方が優れている」と反論

公開日 2005/09/30 18:11
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Blu-ray Disc Association(BDA)のメンバーであるDellとHPは、Blu-ray Discに関するマイクロソフトとインテルの見解が不正確だと反論した。BDAがニュースリリースで明らかにした。

ニュースリリースの中で、HPのパーソナルストレージビジネスユニットのゼネラルマネージャーであるMaureen Weber氏は、「PCエンドユーザーの観点から見て、Blu-rayは優れたフォーマットだ。記録容量は大きく、高い転送レートを持ち、『BD-Java』によるインタラクティブコンテンツも供給される」と述べている。

また同氏は、「BDAに参加するすべてのコンピューターメーカーは、注意深く両フォーマットを見比べ、Blu-rayが優れたソリューションをユーザーに提供できると判断している」とし、マイクロソフトとインテルが、いくつかの点でHD DVDがアドバンテージを持つと発表したことについて「コンピューター産業の大多数や消費者調査の結果と対照的な主張で驚きだ」とも語っている。

BDAも「HD DVDの方が多くの優れているというマイクロソフトとインテルの発表は誤りである」とし、その根拠としていくつかの理由を挙げた。

まず記憶容量については、「BD-ROM、BD-R、BD-REのすべてで50GBの容量を実現しており、これはHD DVD-ROMより67%多く、録画用の規格より150%多い」と説明。

またコピーコントロールについても、「HD DVD固有の仕様ではなく、著作権保護システムの中の一機能」とし、Blu-rayもHD DVDも著作権保護システムとして「AACS」を使っており、これによりコピーコントロールやネットワーク配信の機能が実現できている、とした。

さらに、SDコンテンツとHDコンテンツを1枚のディスクで実現するハイブリッドディスクについても、「Blu-rayはディスクの同じ面で実現でき、よりエレガントなソリューションで使い勝手がよい」とした。

下位互換性については、「Blu-rayも赤色レーザーを加えることでDVDをサポートすることができ、これはHD DVDと変わりない」と説明。

インタラクティブ機能についても、Blu-rayが採用する「BD-Java」とHD DVDの「iHD」を比べ、「iHDはDVDのインタラクティブ機能から飛躍的な発展を遂げたとは言えない。BD-Javaは、よりリッチなGUIで消費者にインタラクティブなHD体験を提供できる」と主張する。

Dellのチーフテクノロジーオフィサー(CTO)を務めるKevin Kettler氏は、「Blu-rayがPCユーザーのニーズをよりよく満たすものであることは疑いがない」と述べ、引き続きBlu-rayの優位性を強調する考えだ。

(Phile-web編集部)

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