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マイクロソフトとインテルがHD DVDプロモーショングループへ加入

公開日 2005/09/27 16:23
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マイクロソフトとインテルは、「HD DVDプロモーショングループ」に加入することを明らかにした。

両社は、「HD DVDは他フォーマットより早くHD映像の興奮を届けることができ、より安価で、よりインタラクティブ性を高くできる可能性を持っている」としている。

マイクロソフトのメディア/エンターテインメント&テクノロジー部門のバイスプレジデントであるBlair Westlake氏は、「PCエコシステム面でのアドバンテージの観点から見て、それがいかに消費者にとって有益であるかを考えれば、HD DVDが高いクオリティを持っていることは明らかだ」と述べている。

この発表を受け、HD DVDプロモーショングループの幹事会社4社は相次いで歓迎の意を表し、「IT産業のリーダーである両社のプロモーショングループへの加盟は、HD DVD規格にもとづいた製品の市場の早期立ち上がりと今後の拡大に大きく貢献するものと期待している」とコメントしている。

幹事会社4社のそれぞれのコメントは以下の通り。

メモリーテック 代表取締役社長 川崎代治
「HD DVDのディスクは既に量産性を確立しており、コンテンツ産業からも次世代の映像ソフト市場の発展を支える中核製品として大きな期待が寄せられています。インテル、マイクロソフト両社の加盟により、HD DVDの応用分野の可能性は更に大きく展開していくと考えております。」

日本電気株式会社 コンピュータストレージ事業本部長 後閑博史
「HD DVD規格は、大容量データが必要であるPC用途、又、高精細な映像の記録再生が必要であるAV用途などのニーズを実現可能としたものであり、PC、AV両方の市場の発展に大変重要なものと考えております。そして、今回、両社がプロモーショングループに加入されたことは、HD DVDの普及促進に大いに寄与するものと確信しております。」

三洋電機 専務執行役員研究開発本部長 小野寛
「米国のIT産業を代表する2社がプロモーショングループに参加されたことにより、両社がPC・サーバー市場で培った技術がデジタルコンシューマーの領域と有機的に融合し、新たな技術革新と新市場の創出が促進されるものと期待しております。」

株式会社東芝 デジタルメディアネットワーク社首席技監(上席常務待遇)山田尚志
「HD DVDは、次世代DVDとして、AV・PC融合の時代にふさわしいシステムとして設計されており、インテル・マイクロソフトにこのメリットを評価頂いたものと考えています。ハリウッドスタジオによるコンテンツの準備作業も進められており、HD(ハイビジョン)画像をTV・PCで楽しんで頂く時代が真近に迫っているものと確信しています。」

なお、HD DVDと次世代光ディスクの本命を争う「Blu-ray Disc Association」には、ソニーや松下電器産業などの家電メーカーのほか、PC業界ではヒューレット・パッカードやデル、アップルコンピュータなどが参加している。

(Phile-web編集部)

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