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「グループ総力を挙げて『ハイビジョン全面展開』」−Woooレコーダー発表会詳報

2005/08/24
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既報の通り、日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループは、デジタルダブルチューナーを搭載したレコーダー「Wooo」新モデルを発表した。都内で行われた新製品発表会の模様をレポートしよう。


デジタルメディア事業部 ストレージメディア機器本部 本部長の荻本教夫氏
発表会の冒頭、同社デジタルメディア事業部 ストレージメディア機器本部 本部長の荻本教夫氏が登壇し、同社のHDD/DVDレコーダー事業戦略について説明した。

荻本氏は、「地上デジタルのインフラに乗り、ハイビジョンを全面展開するのが我々ユビキタスプラットフォームグループの基本戦略」とし、「薄型テレビ、HDD/DVDアプライアンス、BBパソコンの『新3種の神器』すべてでハイビジョン化を進める」とした。

同氏はまた、HDD/DVDレコーダー市場について、「05年には11%程度のハイビジョン対応機が、06年には25%、07年には50%に伸びる」と予想。「この流れを積極的に押し広げたい」とした。

製品の開発戦略では、グループ会社の総力を挙げた開発体制「Made in HITACHI」を掲げ、今回の新製品においても、「HDDは日立グローバルストレージテクノロジーズ、チューナーは日立メディアエレクトロニクス、バックエンドLSIはルネサステクノロジ、ドライブは日立LGデータストレージ、メディアは日立マクセルが担当する。また日立のコア技術であるデジタル放送受信・録画技術、ユーザーインターフェース技術も搭載している」と紹介した。

商品の具体的な特徴にも触れ、「ハイビジョン2番組録画、1TB HDD、ワケ録機能など今回搭載した機能は、ハイビジョン時代のユーザーニーズに応えた結果」と胸を張った。またデザイン面については、「薄型テレビに比べ、レコーダーには魅力あるデザインが少ないのでは」と疑問を投げかけ、「新製品はデザイン、質感にこだわった。またWoooシリーズとのトータルコーディネートにも配慮している」と述べた。

HDD/DVDレコーダー市場の変化

「Made in HITACHI」戦略

05年度のシェア目標は、「競争が激しくなっているので昨年のような50%は難しい」としながらも、「ハイビジョンレコーダーの中で35%が目標」という。35%を獲得した場合、今年度の出荷台数は25万台程度となる。「06年度に50万台、07年度に100万台を出荷し、35%程度のシェアを長期にわたって獲得するのが目標」という。販売拡大に向け、Woooイメージキャラクターの黒木瞳さんの積極的な活用、全国販売店向けの研修会などを実施する。

製品の詳細については、ストレージメディア商品企画部の山内浩人氏が説明した。内容はすでにお伝えした通りだが、デザイン面では、69mmという薄さが他社製品に比べ大幅にスリムであることが強調されたほか、ワケ録やデジタルダブルチューナーなど今回の目玉機能については、市場調査を行った結果が示され、新機能を採用した根拠がわかりやすく説明された。


ストレージメディア商品企画部の山内浩人氏

他社製品との薄さ比較
【問い合わせ先】
日立 安心コールセンター
TEL/0120-122-790

(Phile-web編集部)

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