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<会田 肇のCES2005レポート>ソニーの“ハンディカム”最新動向を徹底取材

2005/01/08
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DCR-PC55。この小ささがこれでは伝わりにくいが、3型モニターから察することができるはず。4色(シルバー、赤、白、ブラック)のボディカラーと800ドルという低価格も魅力だ。
●ソニーはCESにおいてハンディカムの2005年モデルを発表した。当然ながら日本でも発売済みのHDVカムコーダーへの関心は高かったが、miniDVおよびDVDカムコーダーのニューモデルは興味深かった。なかでも注目だったのが、“パスポートサイズ”として話題を呼んだ元祖ハンディカムのCCD-TR55を彷彿させる、“55”の名を冠したDCR-PC55である。世界でもっとも小さなminiDVカムコーダーで、そのサイズを実現しながらボディカラーも4色用意した上、スリムで軽量なボディはファッション性も抜群。タッチパネル式ハイブリッド3型モニターを搭載し、レンズカバーもオートになっていたり、機能面でもかなり魅力的だ。専用のハンディカムステーションを付属することで、デッキとしての使い勝手も高めている。800ドルという価格も魅力的だ。


『3CMOS』というソニー初のフィーチャーに大いに興味が湧くDCR-PC1000。3Wという低消費電力も驚異的だ。
続いて注目したのがDCR-PC1000だ。こちらは撮像素子に3枚のCMOSを採用し、その上で3Wという低消費電力を実現した。CMOSは広いダイナミックレンジを備えることで3CCDに匹敵する高画質を追求。これで長時間記録を可能としたのだ。24Pにも対応することで映画ライクな撮影にも対応。液晶モニターもタッチパネル式ハイブリッドのワイド2.7型とすることで使い勝手と視認性を高めている。CMOSを使ったことによるノイズ対策が気になるところだが、この軽量と高画質を実現しているとすれば大いに気になる存在ではある。


3メガピクセルで1000ドル以下を実現したDCR-HC90。高画素化が進むDVカムコーダーの中でこの設定はかなり魅力的だ。
そして、もう一つ気になるのがDCR-HC90だ。1000ドル以下という低価格に加えて、なんと3メガピクセルを実現しているのだ。モニターにはタッチパネル式2.7型ワイドを備え、ナイトショットやフラッシュ、カールツァイスT*レンズを採用するなど、3メガを活かすためのスペックも十分。おそらく原色フィルターを使っていると思われるが、低照度下での光入力をアップするための内容も施されているはずだ。また、TVやPCとの接続に便利なハンディカムステーションを付属している。

(会田 肇)

[ces2005]

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