シャープ、11.2MHzスイッチングを実現した1ビットアンプを発売

2004年07月26日

SM-SX300-H

背面端子部
●シャープ(株)からデジタルプリメインアンプのハイエンドモデル「SM-SX300-H」が7月より受注生産で発売される。価格は税込で189万円。

同社のハイエンドユーザーをターゲットとした1ビット・デジタルアンプシリーズは1999年発売の「SM-SX100」、2002年発売の「SM-SX200」と、1ビット信号生成のサンプリング周波数を上げることにより進化してきた。本機では、サンプリング周波数22.5MHz、スイッチング周波数11.2MHzという優れた時間分解能を実現し、CDの1サンプリングデータ中に256ポイントの1ビットデータを生成することで、アナログ信号に近い圧倒的な情報量で音の緻密さ、ナチュラル感を高めている。デジタルアンプの制御信号には高次ΔΣ変調によって高速サンプリングされた1ビットデジタル信号を用い、さらにΔΣダイナミックフィードバックで電源ノイズからの解放を図るなど、ハイエンドオーディオにふさわしいデバイスや回路を採用している。


7次ΔΣ変調1チップA/Dコンバーター
本機ではΔΣ変調回路の中にスイッチング回路を内蔵するという新発想のもと、高精度の1ビットスイッチング増幅回路を実現。スイッチング段の変動要素を含んだ出力を入力側に負帰還させる「ΔΣダイナミックフィードバック」を採用し、ΔΣ変調回路には単独で負帰還をかけるループを持たせず、電力スイッチング回路を含めて負帰還をかけるという回路構成により、変動のノイズを含む定電圧電源を用いても精度の高いスイッチング増幅動作を可能にしている。「ΔΣダイナミックフィードバック」は11.2MHzの1ビット信号によりコントロールされ、電源電圧変動をより緻密に制御でき、過渡応答に優れたきわめて立ち上がりの良い高音質を獲得している。

マルチビットを直接1ビット信号に変換する専用のLSIを独自開発し、本機に搭載している。サンプルレート32kHz〜192kHz(実効96kHz)、ビット数16bit〜24bit、また出力信号として、スーパーオーディオCDのサンプリング周波数2.8MHz(64fs)の1ビット信号を取り出すことができ、ほとんどすべてのマルチビット信号を、1ビットアンプへダイレクトに接続するインターフェースとしての役割を果たしている。


金メッキ多接点ワイヤーブラシ/低歪カーボンインクを使用した高品質ボリュームを採用
電源部はスイッチング電源モジュールで構成、パワーモジュールDC/DCコンバーターでは、「ゼロ電圧スイッチング」、「ゼロ電流スイッチング」の動作方式を採用することで輻射ノイズを最小限に抑制している。また制御回路の高集積化を行い、出力パワー対体積密度は99W/inch3を実現。高効率性能と小型、低発熱性という1ビットアンプの特長を電源供給面からサポートする。電源部とコントロール部は独立構成とし、相互の干渉を抑えた高音質設計が採用されている。

システムの心臓部にあたる1ビットユニットの内部配線には金メッキコネクタ、金属皮膜抵抗を使用するなど回路部品を厳選。その他にも高周波ノイズ抑制特性に優れた銅メッキシャーシ、金メッキ基板の採用とともに、入力端子には、接続機器の電源が入ったまま接続してもノイズの出ないセーフティRCAピンジャック、バイワイヤリング対応のスピーカー端子に絶縁ダブルポールターミナルなど、高品位再生を実現する仕様を追求している。

【問い合わせ先】
シャープエコーライン
TEL/0120-078178

(Phile-web編集部)
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  • ブランドSHARP
  • 型番SM-SX300-H
  • 発売日7月(受注生産)
  • 価格\1,890,000
【SPEC】●定格出力:150W+150W(8Ω負荷、1KHz時)、200W+200W(4Ω負荷、1KHz時) ●周波数特性:5〜100KHz(+1dB、-3dB) ●全高調波歪:0.05%(1KHz、1W出力時) ●ダイナミックレンジ:105dB ●A/Dノイズシェーピング:7次ΔΣ変調ノイズシェーピング ●入力端子:1ビットデジタル入力専用端子×1、BNC同軸デジタル入力×1、RCA同軸デジタル入力×1、角型光デジタル入力×1、RCAアナログ入力×2、XLRアナログ・バランス入力×1、システム入力専用端子×1 ●出力端子:SP端子(バイワイヤリング対応スピーカー端子)、角型光デジタル出力×1、RCAアナログ出力×1 ●定格消費電力:195W ●外形寸法:472W×89H×488Dmm ●質量:約19.0kg

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