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電子ディスプレイ展「EDEX2004」〜シャープは45型液晶ディスプレイを展示

2004/04/07
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<左>45型の液晶ディスプレイモジュール <右>モバイル放送用に開発された3.7型3Dカラー液晶テレビ
●東京・有明の東京ビッグサイトにて本日より3日間(4月7日〜9日)、電子ディスプレイ展「EDEX2004」が開催中だ。第19回目となる今回は、電子ディスプレイに携わる全19社が出展しているほか、同会場内ではフラットパネルデスプレイ製造装置・部品材料の国際展示会「SEMI FPD Expo」が同時に開催されている。

シャープブースでは、三重県亀山工場の新工場で生産する、カラーテレビ用の大型液晶ディスプレイモジュールをメインに展示している。26/32/37型の、既にAQUOSシリーズとして発売しているサイズのほか、今年AQUOSに加わることが発表されている45型も参考出品し、来場者の関心を集めていた。

展示されていた45型ディスプレイモジュールのスペックは以下の通り。

■解像度:1920×1080ドット(フルHD)
■視野角:水平170°/垂直170°
■輝度:500cd/m2
■コントラスト比:800対1
■応答速度:12ms

解像度、視野角に関しては、この数値のまま製品化される。輝度、コントラスト、応答速度に関しては、現在さらなる性能向上を図っているという。また、「37型以下のフルハイビジョンモデルも開発中」(同社説明員)というから非常に楽しみだ。

ノートブックPC用のディスプレイモジュールでは、15.4インチと17インチのワイドUXGA(1920×1080)モデルが注目を浴びていた。また、産業機器用モデルとして10.4/12.1型のSVGAモデルも展示されていた。

また同社ブースでは、3D液晶も積極的に訴求。特に、今年7月に放送開始予定の「モバイル放送」受信用テレビは要注目だ。3.7型液晶を搭載し、日本テレビなどが提供した3Dコンテンツを再生していた。同社説明員によると、「モバイル放送で3Dコンテンツを放送するかどうかはまだわからない」という。この試作機の発売予定については、「3Dコンテンツが放映されないのであれば発売する意味がない。ただし量産も可能なように開発中」とのことだ。

(Phile-web編集部)

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