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ヤマハ、画質や機能を高めた液晶プロジェクター「LPX-510」を発売

公開日 2004/02/19 18:33
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<左>LPX-510 <右>画質モードは6種類
●ヤマハ(株)は、液晶プロジェクター「LPX-510」を3月中旬より発売する。価格は525,000円(税込)。

本機は、「LPX-500」の後継機種だが、デザインや内容をフルモデルチェンジ。DLPプロジェクターのノウハウも投入され、液晶では最高クラスとなる仕様を盛り込んだ。

本機は、16:9のワイドHD液晶パネル(1280×720ピクセル)を新たに採用。これによりコントラスト比を1.5倍向上させた。光学系も新開発し、クラス最高水準の高輝度1000Ansiルーメンを実現。また電動式光学絞り(アイリス)も採用し、これを活用することにより1200:1というハイコントラストを実現できる。

また、暗い視聴環境下でのRGBのカラーバランスを映画再生に最適化する、新開発のカラーバランス調整フィルターを搭載。ピクチャーモードのスタンダード、シネマ、シネマ・ブラック、PCの4モードで自動的にONになり、よりフィルムライクな深みのある色再現を実現する。

DPX-1100と同様、本機もHDMI端子を搭載。対応のDVDプレーヤーなどと接続することで、映像信号をデジタルでダイレクト入力できる。

アナログ映像の入力には、新たに10ビットのA/Dコンバーターを搭載し、階調分解能を大幅に向上。3次元Y/C分離回路や3次元ノイズリダクションも新たに搭載したほか、ファロージャ「DCDi」回路も装備する。

また、液晶パネルの直線性を補正する、リニアカラーバランス技術を採用。薄暗い場面から明るい場面までの階調表現において画面上600以上のポイントで補正を行い、色ムラを大幅に低減するとともに、色再現性を向上させている。

レンズには1.5倍ズームレンズを採用。100インチワイド(16:9)スクリーン投影時での投射距離を最小3mとなる。ズームとフォーカスは電動で、天吊り設置した場合も、視聴位置からリモコン操作で調整可能。光学式のレンズシフトも用意され、画面の位置を上方向最大100%、下方向最大50%、左右最大50%まで、映像を劣化させることなく移動可能。設置の自由度を大きく高めた。

画質モードはダイナミック/ブライト/スタンダード/シネマ/ シネマブラック/PCの6種類。さらに、黒レベル、白レベル、色温度、肌色調整、アイリスなどから、RGB独立可変のカラーバランス(ゲイン/オフセット/ガンマ)までがユーザーに開放され、自由に画質調整が行える。

ランプの明るさは6段階で調整可能。さらに、アイリスとランプパワーをそれぞれ独立させて可変でき、コントラストを損ねることなく最適な調整ができる。

静音性に関しては、ヤマハ独自のサイレントレイアウト設計をさらに徹底。本体内部の空気の流れやファンの回転数を巧みに制御し、運転音を27dBまで低減させた。

【問い合わせ先】
ヤマハエレクトロニクスマーケティング(株)
お客様ご相談センター
TEL/0570-01-1808

(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドYAMAHA
  • 型番LPX-510
  • 発売日2004年3月中旬
  • 価格\525,000(税込)
【SPEC】 
●投影方式:液晶3板式 ●デバイス:0.7型ポリシリコンTFTアクティブマトリックス方式、1280×720画素×3枚 ●投影レンズ:F=2.1〜4.3、f=21.4〜31.7mm,ズーム(電動)1.5倍、フォーカス(電動)、レンズシフト(電動)上下+100/-50%左右±50% ●ランプ:200W UHP ●明るさ:1000ANSIルーメン ●コントラスト比:1200対1 ●入力端子:RCAコンポジットビデオ1、Sビデオ1、D4ビデオ1、RCAコンポーネント/RGBビデオ2、HDMI1 ●外形寸法:440W×137H×321Dmm ●質量:6.3kg