マランツ、最新DMD素子を使用したDLPプロジェクター「VP-12S2」を発表(下)

2002年10月09日
<左>VP-12S2 <右>本機の背面部。青くライトアップされる
●前項でお伝えしたように、日本マランツ(株)は、最新のDMD素子「DMD HD2」を採用した家庭用DLPプロジェクター「VP-12S2」を、11月12日より発売する。予価は1,200,000円。

本機の特徴を詳細にご紹介していこう。

まず本機で一番注目されるのは、DMD素子に米TI社の最新チップ「DMD HD2/Mustang LVDS」を採用したこと。サイズは0.81型となる。解像度1280×720、アスペクト比16対9は前機種「VP-12S1」と変わらないが、マイクロミラーの傾斜角が±12度(従来は±10度)となり、スクリーンへの光漏れが従来のものより格段に少なくなり、より深い黒を再現することができる。光学系もミノルタ製光学系システムを新たに設計したほか、10ビットデジタルガンマの特性や映像信号処理回路のノイズ特性など、新型パネルに合わせて映像処理系のチューニングも一から見直した。これらの工夫により、コントラスト比2600対1を実現した。なお、前機種ではコントラスト比1100対1だったから、2倍以上の性能向上ということになる。

また、ファロージャ製の高画質画像処理ICを3チップ構成で搭載したことも注目される。映像DACやビデオデコーダーをそれぞれ2系統装備した贅沢な仕様となっている。

画像調整項目も前機種から一気に増えた。輝度信号、色差信号それぞれにおけるディテール/エッジのゲインやリミットレベル調整、赤・青・緑それぞれに対するコントラスト/ブライトネス調整、DCDi/CSSのON/OFF、フレームレートコンバージョン回路のON/OFF、VCRモードのON/OFFなどが行える。ユーザーメモリーも12個記録でき、多彩な用途に向けて最適な設定値を残しておける。また、OSDも新たに日本語表示に対応した。

直接画質に関わる部分ではないが、背面端子部が青くライトアップされるようになったのも楽しい改善点だ。また、前項でもお伝えしたように、コピープロテクションに対応したデジタル映像入力端子「DVI-D HDCP」も装備。対応プレーヤーと接続した場合、映像のフルデジタル伝送が可能となり、高画質で映像を楽しめる。(Phile-web編集部)
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  • ブランドMARANTZ
  • 型番VP-12S2
  • 発売日11月12日
  • 価格¥1,200,000(予価)
【SPEC】●DMD素子:0.81型DMD素子、1280×720画素 ●レンズ:1.2倍ズームレンズ ●ランプ:150W SHP ●明るさ:700ANSIルーメン ●コントラスト比:2600対1 ●接続端子:RCA色差1、ビデオ1、S端子1、DVI-D端子1、RGB1、RS232C端子1 ●対応信号:480i/480p/720p/1035i/1080i(ビデオ)、VGA/SVGA/XGA/SXGA ●外形寸法:405W×155H×470Dmm ●質量:13.0kg

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