松下、世界初50GBのDVDサイズ光ディスクの開発を発表(発表会詳報1)

2001年10月15日
世界初50GBのDVDサイズ光ディスクを採用したレコーダーの試作機とディスク
●松下電器産業(株)は、CEATECでも展示した青色レーザーを使った50GBの光ディスク相変記録方式ディスクの技術発表を行い、再デモンストレーションした。(15日/経団連会館にて)

すでに青色レーザーを使った次世代ハイビジョンDVDは、CEATECで各社より展示されていた。松下電器産業株式会社は、10月19日の台湾のISOM2001での発表に合わせて、正式な記者発表を行った。

松下方式は、青色レーザーと高NAレンズによる面記録密度の向上に加え、片面2層式の採用によって同じサイズで記録容量を倍増させ、デジタルハイビジョン映像をDVDサイズのディスク(直径120mm)に4時間以上(映像転送レート25Mbpsの場合)記録できる50GBの超大容量書換え型光ディスクである。片面50GBは、DVDと同じサイズでテープメディアに匹敵する。また、DVD比3倍以上の記録速度(33Mbps)でデジタルハイビジョン録再に対応する。

「2層式」というところが特徴になる。50%以上の高い透過率の第一層と、小さなレーザーパワーで記録できる高感度の第二層を開発した。第一記録層は、相変化膜を6mm厚まで薄くした半透光性の超薄膜記録層技術を投入、透過率バランス構造設計技術を採用した。透過率バランスというのは、第一層目の記録・未記録に関わらず、透過率を変化させず、第二層における安定した再生信号が得られる。

デモのメニュー画面ではLayer0が手前側、Layer1が奥側ということになっていたが、どちらの層に記録されたハイビジョン映像も遜色なく再現されていた。またディスクには、書換え特性に優れた高信頼性の化合物系相変化材料を採用した。

デジタルハイビジョン映像のDVDにより、映画館並みの高画質を実現するばかりか、現行DVD画質での長時間映像を家庭で手軽に楽しめるようになる。1層目と2層目に違う映画コンテンツを入れることも可能となった。(AVレビュー編集部)

【暫定仕様】
●ディスクサイズ:直径120mm、ディスク厚1.2mm(カバー層厚0.1mm)
●記録容量:50GB(第一層25GB/第二層25GB)
●記録速度:最大33.3Mbps以上
●記録光源:GaNレーザー、青色SHGレーザー(NA:0.85)

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