HOME > インタビュー > 記事

インタビュー

[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域【特別編】

INORANがついに絶対領域に登場!新アルバム「Libertine Dreams」制作秘話、最新オーディオ事情まで詳しく聞いた

高橋 敦

前のページ 1 2 3 4 5 次のページ

2020年09月30日
あの “INORANさん” に怒られる心当たりなど……

2020年9月某日。我々「オーディオ絶対領域」担当ライターと担当編集は某代理店から呼び出しをくらっていた。

メーカーから呼び出しをくらう心当たりなど我々には……それはないわけではないが、指定された場所がどうもおかしい。某レコード会社の一室とは?

ん?メーカーの人じゃないけど何か見覚えのある人影が……


え!?!!?!?

ちょ!?INORANさん?!??!?!

我々にはオーディオメーカーに怒られる心当たりはあっても、INORANさんに怒られる心当たりなど.……ぁ……(回想)

↓去年の年末の我々↓


回想:筆者「……この廃墟をセットにしよう」編集者「俺たちは試聴室とオーディオさえあればパーフェクトでいられる!」(連載より『LUNA SEAレコード初期4作品一斉レビュー!アナログで振り返る結成30周年の軌跡』)

…まさか…怒られる!?




「沼に片足っていうやつですね」

── ニューアルバム「Libertine Dreams」発売を控えてお忙しい時期と思うのですが(※取材は9月前半に実施)、そんな最中にオーディオ情報サイトにご登場いただけるとは……

SLAVEライター&編集でやらせていただいてます「オーディオ絶対領域」にまさかのご本人登場!INORANさん、ありがとうございます!!

INORANさん: 2016年にMaster & Dynamicというオーディオブランドのイメージキャラクターをやらせていただいて、その縁でイヤホンやヘッドホン、プレーヤーを紹介してもらう機会が増えたんです。それでこのポータブルオーディオという、自分がまだまだ知らなかった面白い世界があるんだなということを知ったんですね。

僕らミュージシャンもヘッドホンなんかは仕事道具だけど、レコーディングで使うモニターヘッドホンとかって、同じものを長く使ってるんです。音の判断の基準として、不変のものであることにも意義があるので。

ソニー・ミュージックコミュニケーションズ「MDR-CD900ST」は1989年発売。LUNACYにメンバーが集ったその年から今日までスタジオヘッドホンの定番であり続けている

対してポータブルオーディオのアイテムって、すごくアップデートされていくものなんだなっていうのが新鮮で。ゲストで呼んでいただいた「ポタフェス」とかでブースを眺めさせてもらっていたら、同じメーカーのラインナップでも、技術の進歩やその時のトレンドを取り入れて、どんどん新しくて良いものになっていたりする。それがすごく楽しいなって。
それをきっかけに……沼に片足っていうやつですね。

今はこういう状況で、ポタフェスのように実際に人が集まる大きなイベントは中止になってるって聞いて、それでもこの世界の楽しさは届けていってほしいなと思ったんです。今回、僕もその力になれるならということで。

── ありがとうございます!(怒られるやつじゃなかった…!)新型コロナ下のこういう状況は、オーディオ業界もそうですが、INORANさんご自身も大きな影響を被っていらっしゃいます。

INORANさん: まず大きいのは、2月から5月まで続くはずだったツアー「LUNA SEA 30th Anniversary Tour 2020 -CROSS THE UNIVERSE-」が、2月末以降に開催予定だったところはすべて延期することになって。延期か決行かギリギリまでみんなで考えたんですけど…残念だけど、これは仕方がないですね。

それで、ライブという形では止まらざるを得ない。でも待ってくれていた人に何か届けることはできないか?ということで急遽、配信シングル「Make a vow」をリモート制作したんです。

そうやってLUNA SEAとしても立ち止まらずに動いてはいたんですけど、世界的なロックダウン、日本でも外出自粛が始まって……この間は特に、音楽人、バンドとして何ができるかをすごく考えた時期でした。

あえて深刻じゃない言い方をしますけど、突然「春休み」が来ちゃったみたいな。急に家で過ごす時間が増えたからみんな、植物を育て始めたり、パンを作り始めたりしたじゃないですか。同じように、僕は曲を作り始めたんですよ。この長い春休みはいつまで続くのか?なんて思いながら。

「僕たちはそれぞれの頭の中に現実よりずっと広い世界を持ってる」

前のページ 1 2 3 4 5 次のページ

関連記事