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<開発者&評論家対談>話題騒然の注目機! ソニー「SA-Z1」「DMP-Z1」の音質・思想・技術を徹底解明!

構成:ファイルウェブ編集部

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2020年09月09日

岩井氏 本当にリアルな低域ですよね。例えばドラムのキック、ベースの音などの描き分けがしっかりできています。低域の階調表現が凄まじく良いので、今までのスピーカーでは感じたことがないような低域の出方が実感できます。

■SA-Z1のベストなセッティング方法は?

編集部 音質に続いて多かったのがセッティングに関する質問です。加来さん、まず左右のスピーカー間の距離はどれくらいがベストなのでしょうか?

加来氏 好みにもよりますが参考までに私が試した感じをお伝えすると、内側の側板間の距離で見て最短で60cmくらいでしょうか。これは13インチや15インチのノートPCを間に置いたくらいの距離感です。なお、設計時はもう少し広く、70cmくらいの距離で設計を進めていました。環境によっても変化しますので、ご自分のイメージに合う位置を探していただければと思います。

編集部 ちなみに、設置の際にはスピーカーを内ブリにしたほうがよいのでしょうか?

加来氏 SA-Z1では、そうした“オーディオのお作法”的なものはいったん忘れていただいて、左右スピーカーは平行に、壁に対して垂直に置いていただければと思います。高さについても、オーディオでは「トゥイーターを耳の高さに」とよく言われますが、机の上に置くSA-Z1ではそれは難しいと思います。そうしたことを最初から考慮して設計していますので、まずは机の上に、内ブリせずに置いていただければと思います。その上で、気になるようであればスピーカー間の距離を変えてみたり内ブリしたりと、お好みでお試しください。

編集部 SA-Z1は左右のスピーカーを接続するために付属の専用デジタル同期ケーブルを使用するわけですが、このケーブルの長さより左右のスピーカーの間隔を開けて設置したい場合はどうしたらよいかという質問も来ています。加来さん、どうでしょうか?

加来氏 結論から言えば「できません」というのが回答になります。付属ケーブルの長さは2mなのですが、それよりもスピーカー間が広くなると、いわゆる「鳴き別れ」が起きてしまいます。そうしたこともあって2mという長さを決めました。この範囲内でアレンジしていただければと思いますね。

左右スピーカー間の接続には専用の同梱デジタルケーブルを使用する

編集部 先ほどから少し話に出ていますが、設置場所は普通の机の上でよいのでしょうか。下にインシュレーターを置いたり、スピーカースタンドに置いたりしたほうがよいのでしょうか。

加来氏 これもお好みでいろいろお試しいただければと思いますが、SA-Z1の底面はアルミ筐体とは別に鉄板が1枚ついていて、その下に脚がついている構造です。全体のグラウンドをこの鉄板が受け持っているんです。オーディオ機器においてメカニカルなグラウンドをどうとるかは音に非常に影響します。自らグラウンドを持つ構造にすることで、机の材質の違いなどもある程度柔軟に許容できるようになっています。設計者としてはインシュレーターの使用などはあまり推奨はしていませんが、もし気になるようであれば販売店様などにご相談いただきお試しいただければと思います。

■DMP-Z1をヘッドホンで楽しむコツ

編集部 ここでDMP-Z1についても聞いてみたいと思います。佐藤さん、DMP-Z1をSA-Z1につなぐ場合のことを先ほど質問しましたが、ヘッドホンで聴くときはどうでしょうか。例えば音楽ジャンルでのオススメな設定だったり、もしくは「自分はこんな設定、機能を使って楽しんでいるよ」というのを教えてください。

佐藤氏 ハイエンドな製品ということで、どうしてもジャズやクラシック向きなのではないかと印象を持たれるかもしれませんが、ソニーのハイエンドはどんなジャンルでもちゃんと鳴らすことを目指しています。ですので、お好きなジャンルを聴いて楽しんでもらいたいですね。私自身もロックやポップスが好きで実際に楽しく聴けています。生楽器はもちろんですが、エレキギターだったり打ち込み音楽もちゃんと楽しめるようになっていますので、いろんなジャンルでお好きな曲を聴いてもらいたいですね。

セッティングについても、まずはソースダイレクトモードで試してもらって、そこからお好みによってイコライジングなどを楽しんでもらえればと思います。

編集部 ありがとうございます。それでは最後に改めてメッセージをお願いいたします。

加来氏 私自身、仕事でも趣味でもハイエンドオーディオを長年続けてきて、いい音の探求は本当に終わりがないなというのを今回改めて実感しました。SA-Z1で実現した世界は、解像度であったりステージ感において今までの私のオーディオライフではなかなか経験したことのない音です。

コンセプトやデザイン、価格も含めて万人に受ける商品ではないと正直思いますが、アーティストの息遣いを感じられる、アーティストに触れられそうに感じるほどリアルな音像という、SA-Z1がつくりだす世界はハマってしまうとかなり深い沼になっていると思います。沼にハマりたい方はぜひご自身の耳でご体感いただきたいですね。

佐藤氏 SA-Z1、DMP-Z1ともにまずは一度ぜひ製品をご体験いただきたいですね。ソニーストアではこのコンビが試聴可能なようになっていますので、お気軽にお試しいただいて、できればそのままご購入いただければうれしいです(笑)。こういう世界もあるよというのを体験していただき、気に入ってもらえればうれしいですね。

編集部 ありがとうございます。時節柄なかなか試聴が難しい部分もあるかもしれませんが、読者の皆さんもぜひ機会をつくって聴いていただきたいですね。皆さん本日はありがとうございました!







(協力:ソニーマーケティング株式会社)

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