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EARINのハイレゾ対応は? 次の製品の計画は?

“耳栓BTイヤホン”EARIN開発者に聞く今後の展開。編集部が通勤のお供に使ってみた

公開日 2016/03/29 10:00 編集部:小澤麻実
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ゼンストローム氏 最も苦労したのは、Bluetoothの接続技術開発でした。当初はスマートフォンと充電カプセルをペアリングして、そこ経由でイヤーピースとコネクトする…という考えだったんです。でもそれだと少し煩雑になる。もっとシームレスにつなげたいということで、左のイヤーピースとペアリングして、右のイヤーピースにバイパスする形式にしました。このバイパスする際に、左右のイヤーピースで音のズレを発生させないこと…ここがすごく重要で、すごく大変な部分でした。左右で音がズレると、音楽を快適に聴くことなんてできませんからね。

左右イヤーチップ間の遅延が発生しないようなBluetooth接続技術の開発には非常に苦労したという

―― BluetoothのコーデックはSBCとaptXに対応していますが、左右間もaptXのままバイパスできるのですか?

ゼンストローム氏 できます。左で受けたaptXの信号をそのまま右に受け渡すだけなので。

―― もともと「音楽を聴くための製品」を目指していたということは、音づくりにもこだわっているのでしょうか?

ゼンストローム氏 もちろんです。バランスの取れた音にしたいと考えていました。フラットというよりは、バランスのいい音です。低音が強調されすぎたサウンドにはしたくなかった。もし味付けをしたい場合は、アプリにベースブースト機能がありますから、そちらを使っていただくことができます。


―― EARINを使っていて、音楽を聴いていることを周りに気づかれなくて、ちょっと困ったりもしました(笑)

ゼンストローム氏 そうですよね(笑)。我々の会社でもよくある風景です。「オーレちょっと…おーい、オーレ?…あ、音楽聴いてるのか」みたいな(笑)


EARINのハイレゾ対応は? 次の製品の計画は?

―― 日本では“ハイレゾ”がトレンドのひとつになっています。Bluetoothでも、ソニーのLDACやクアルコムのaptX HDなど、ハイレゾ相当の音源を伝送できるコーデックが登場してきました。EARINが今後こういったコーデックに対応する可能性はありますか?

ゼンストローム氏 そうですね、それらが真にハイレゾ対応したら、商品に投入する可能性は大です。

―― 次の商品開発はどうなっていくのでしょう?

ゼンストローム氏 もちろん、何もしていないわけではありません。でもリリースするまでは秘密です(笑)

ベンチャーや大手問わず、EARINに似た製品が他社から出てきています。しかし我々は“完全ワイヤレス”スタイルのパイオニアという自負がありますし、技術開発の手をゆるめずに突き進んでいきたいと思っています。

―― たとえば、EARINにカラーバリエーションが加わったりすることは…?

ゼンストローム氏 うーん、それはいい質問です(笑)。可能性は非常に高いですね。

―― 今後の展開を楽しみにしています。有り難うございました。


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