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「期待以上の効果でした」

日東紡音響のルームチューニング材「シルヴァン」ユーザーを訪ねる − パラゴンやGIYAの鳴り方はどう変わった?

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2012年06月01日

「シルヴァン」が機器のポテンシャルを引き出す

山下 「シルヴァン」はGIYAとパラゴンの両方に効いていましたよね。

36畳のリスニングルームは、特別な防音もしていないリビング。「SYLVAN」はパラゴンの後方に2本と、両サイドに2本設置している。その他取材当日には、前方の両コーナーにコーナーアンクも設置。スケール感に加え、ピアノやベースの輪郭がさらにはっきりと出てきた

宮下 そう。GIYAの方が本当は効くんです。やはり情報量が多いポテンシャルの高い装置であればあるほど、シルヴァンは効きますね。機器が持つポテンシャルが「シルヴァン」によって発揮されます。

山下 そうですね。シルヴァンはそのポテンシャルを引き出すという性格のものですので、機器以上のポテンシャルを出すということはできません。そういう意味でポテンシャルが高い機器と組み合わせるほど効果があるとも言えますね。

宮下 こういう言い方をしてしまっていいのかわかりませんが、アクセサリーに対して根を詰めすぎると、最後には煮詰まるわけです。あれも買ってこれも買って、と。私の場合、そうした状況でシルヴァンを導入したら、その煮詰まりが解消されたというわけです。

山下 いままでのモヤモヤが取れるわけですね。オーディオ機器のポテンシャルを出すのだともう一度考え直すとまた別の楽しさが出てくるかもしれませんね。

宮下 仕事や勉強が煮詰まったら窓を開けて部屋の空気を入れ替えてみる、などという感じに似ていますよね。装置や頭の気分転換です。そうした観点でこうしたアイテムを使うのがいいのではないでしょうか。

ー宮下さんが「シルヴァン」に興味を持つきっかけはなんだったのでしょうか。

宮下 まず音を拡散させるという点に興味を持ったのが始まりでした。私は、オーディオというのは「響きを聴く」ものだと思っています。楽器の響きや声の響きを聴いたりといったことですね。直接音を聴くものではないと思っていますので、マスタリングなど様々な過程を経ているCDの音をそのまま受け取ろうという考え方はちょっと違うんじゃないかというスタンスです。

宮下さんの機材。愛機パラゴンの“熱い音”の核となるのがオリジナルの「マランツ7」。これだけは手放せないという。パラゴンはマルチ駆動で、ケーブルは低域用にウエスタンの80年前のオリジナル線を、中高域にはブラックロジウム社の極細線を使用している

山下 つまりCDが本質なのではなくて、CDの中に入っている音楽性こそが本質だ、ということですか。

宮下 完成品であるCDとかのソースを絶対視したりしないで、ある程度はいじることを恐れずに自分なり音にチャレンジしてみるの大事なのではないかと思っていますね。曲によってイコライジングすることも然りですし、シルヴァンで空気感を加えたりですね。

試行錯誤の末に「世界が変わったみたいに音が変わった」

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