トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2023/11/18 08:43
【連載】ガジェットTIPS

iPhone15で可能になった画面出力「DP Alt Mode」。知っておきたいケーブルの選び方

海上 忍
USB Type-C経由でPCやスマートフォンの映像を出力できる「DP(DisplayPort)Alt Mode」。MacなどのPCや一部Android端末でサポートされ、いわゆるPCモニターなど、パソコン周辺機器としての性格が色濃い映像機器に出力する接続規格として利用されてきました。

そして現在、普及の勢いは増しつつあります。2023年9月に発売されたiPhone 15 Pro/Pro MaxでDP Alt Modeがサポートされたことは、iPhoneシリーズが日本で圧倒的なシェアを有するだけに、DP Alt Modeがより広まるきっかけになることでしょう。

そのDP Alt Mode、接続に使うケーブルは「両端がUSB-CであればOK!」と考えるのは早計です。USB-C to Cケーブルのなかには、伝送速度が最大480MbpsのUSB 2.0準拠品も含まれるため、転送速度5Gbps以上のUSB 3.1以降に対応しているかどうかの確認が必要です。

サンワサプライ「KC-ALCCA1250」

しかし、転送速度最大5Gbpsのケーブルでは不十分かもしれません。たとえば、4K/60Hzの映像をスムースに伝送するには15Gbpsの伝送能力が要求されるため、最大20Gbpsの「USB 3.2 Gen2」に対応したUSB-C to Cケーブルが必要になります。

USB-C to Cケーブルは端子形状が共通、ケーブルに「20Gbps」などと刻印が義務付けられているわけでもなく、外観で伝送能力を判断することは困難です。対応するUSB規格は何なのか、最大転送速度はどれほどなのかを、購入前に充分確認しておきましょう。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB