トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2023/01/20 16:34
海外の状況や他チャンネルの状況から考える

DAZNとAmazon Prime Videoが提携。料金はどうなる? メリットは? 先行事例から予想する

編集部:小野佳希
AmazonとDAZNが提携し、Prime VideoのチャンネルのひとつとしてDAZNが視聴できるようになることが発表された。日本における展開の詳細は後日発表されるとのことだが、先行展開中のドイツや、Prime Videoの他チャンネルなどの状況から、将来像を予想してみたい。

DAZNがPrime Videoで視聴可能に(写真はDAZN大門オフィスの様子)

まずやはり気になるのは、利用料金だろう。具体的な価格は明らかになっていないものの、プレスリリースには「Prime Videoのお客様は、DAZNの月額料金を追加で支払うことによりワンクリックでDAZNの豊富なライブおよびオンデマンドのスポーツコンテンツにアクセスできるようになります」と記されていることから、Prime Video(Amazon Prime)の料金にDAZNの料金が加算されることは確実だ。

すでにサービスインしているドイツでのPrime Videoを確認してみたところ、DAZNチャンネルの価格は月額29.99ユーロ。これはDAZN本体での月額料金と同額であり、Prime Videoとのセット割引のような料金設定にはなっていない。

ドイツでのPrime VideoにおけるDAZNの案内ページ。DAZNの利用料金も記されている

また、dアニメストアやNHKオンデマンドなど、日本のPrime Videoにてチャンネル展開中の他サービスを見ても、月額料金は“本家”サービスと同一であることが基本になっている。これらから判断すると、おそらくDAZNも同様になるのではないかと思われる。

そのほか、ダウンロード視聴(オフライン視聴)は、dアニメストアなどダウンロード可能なチャンネルもあれば、NHKオンデマンドなどダウンロード不可能なものもある。上記の月額料金同様に、それぞれ“本家”と同じ設定になっていると思われ、DAZNもそれに準じるのではないか。つまり、ダウンロード視聴はできないのではないかと考えたほうがよさそうだ。

それでは、Prime VideoでDAZNが見られるようになるメリットはなんなのだろうか?

ひとつは、Amazonのアカウントで(DAZNにアカウントを作らずに)DAZNを視聴できるという点。料金支払いもAmazonに一本化できる。また、Prime VideoとDAZNのアプリをそれぞれ別々にインストール/起動しなくて済むようになるのもメリットと言える。

加えて、ここ1〜2年でDAZNはスマートテレビ向けアプリの提供を縮小しているが、Prime Videoは変わらずテレビ向けアプリが各社テレビに搭載されている。テレビのリモコンに専用ボタンが搭載され、ダイレクトにアプリを起動できる機種も多い。「テレビの大画面でDAZNを見たい」という場合に、よりアクセスしやすくなる点もメリットだ。

この予想は当たるのか? それとも何かサプライズがあるのか? 正式発表を楽しみに待ちたい。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 Apple MusicとiCloud+を使ってる? なら「Apple One」にした方がおトク!
2 手の届きやすい価格で迫力満点サウンド!AVIOT「TE-W1」「TE-W1-PNK(ピヤホン8)」を徹底レビュー
3 ソニー、4KからフルHD+ディスプレイに回帰したフラグシップスマホ「Xperia 1 VI」
4 女子プロゴルフ「ブリヂストンレディスオープン」5/16から4日間の放送・配信予定
5 【moraアニソンTOP10】アクセル全開すぎる『ガールズバンドクライ』に“爪痕”つけられた人、続出中!
6 レコード再生で使う「フォノイコライザー」の役割とは? 選び方のポイントは?
7 カロッツェリア、Apple CarPlay/Android Auto対応のディスプレイオーディオ「DMH-SZ500」
8 Apple Musicが「史上最高のアルバム100枚」を発表。10日間にわたり10作品ずつ公開
9 高まった装着感とリーズナブルな価格。Shokz「OpenFit Air」は“ながら聴き”イヤホン最良の選択肢
10 LG、360度回転アーム搭載の4Kプロジェクター「CineBeam Q」。超小型でバッテリーも内蔵
5/17 11:27 更新

WEB