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公開日 2022/02/16 06:30
【連載】ガジェットTIPS

古いCD-R、読み取れない原因は「表」の劣化かも?

海上忍
CDの登場からはや40年。以来、レーザー光で信号を読み取る「光ディスク」は、レーザーディスクやDVD、Blu-rayへと進化を遂げつつ、音楽や映像の記録/配布などさまざまな用途に活用されてきました。CD-RやDVD-Rなど記録型メディアも登場し、いまなお活用されています。

しかし、形あるものはいつか壊れるもの。レーザー光で色素を変化させ信号を記録する光ディスクは、太陽光によって色素が変化する可能性があり、使い続ければ性能劣化が避けられません。記録型光ディスクとしてもっとも早い時期に登場したCD-Rは、保管状況によっては数十年を経て相当な割合が読み取り不能になっていると考えられます。

古いCD-R、劣化して読み取れないかも

ただし、DVD-RWなど記録面が金属素材のディスクは紫外線による影響が少ないなど、すべての記録型ディスクが太陽光のネガティブな影響を受けるわけではありません。冷暗所に保管する、ソリが生じないよう縦にして保管する、といった配慮の有無によっても結果は変わってきます。

それよりなにより、記録型光ディスク読み取り不能の原因となるのは「表」、すなわちレーベル面です。慎重に扱われる裏面/記録面に対し、文字を書き込まれたりシールを貼られたりするレーベル面はキズが付きやすいもの。それが目に見えないほどのキズであっても、それがレーベル面下にある記録層に及んでしまうと...剥離などのトラブルを引き起こし、読み取り不能になってしまいます。

特にCDの場合、レーベル面からわずか0.01mmの位置に記録層があるため、レーベル面はデリケートに扱われなければなりません。CD-Rが読み取れない原因は、レーベル面の傷かもしれませんよ?

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