トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2022/01/06 06:40
【連載】ガジェットTIPS

2022年はBluetoothオーディオの新規格「LE Audio」に期待!

海上忍
BluetoothやWi-Fi、HDMIといった主導する業界団体によって仕様がアップデートされる規格は、基本的にバージョン番号が新しいものが最新、最先端です。

しかし、「Bluetoothオーディオ」はその例外的存在。Bluetooth 3.xまでの規格(Classic Bluetooth)に準拠しており、Bluetooth 4になろうが5に上がろうが、引き続き3.xまでと同じ「A2DP」(通信方法や接続手順を示すプロファイルのひとつで、Hi-Fiオーディオ用)が使用されてきました。


LE Audioは、Bluetooth 5.2以降で実現される、Bluetoot LEの接続経路を利用するHi-Fiオーディオ規格です。Bluetooth 3.xまでのBluetoothオーディオ(以下、Classic Audio)との互換性はなく、LE AudioをサポートするからといってClassic Audioのサポートが約束されるわけではありませんが、メーカーの設計次第ではLE AudioとClassic Audioの両方を利用できるイヤホンなどの再生機器(あるいはスマートフォンなどの送信機器)を製造することは可能です。

いま現在、LE Audio対応製品はほとんど流通していない状況ですが、環境は整いつつあります。

まず、対応チップ(SoC)の存在。たとえばクアルコムはLE Audio対応のBluetooth SoCとしてQCC305xを発表済で、このチップを搭載したBluetoothイヤホンはLE Audioをサポートする可能性があります。

スマートフォン用SoC「Snapdragon 8 Gen 1」もLE Audioに対応可能ですから、このSoCを搭載したスマートフォンであればLE Audioで再生できるかもしれません。クアルコム以外のチップベンダーも続々とLE Audio対応SoCを発表しています。

「可能」とか「できるかも」と歯切れが悪いのは、実際にLE Audioのサポートを決めるのはイヤホンメーカーでありスマートフォンメーカーであることです。SoC自体は対応できるポテンシャルがあっても、製品にLE Audioの機能を有効化したチップを搭載するとはかぎりません。さらに、スマートフォンOS(Android OSやiOS)側のサポートも必要になります。

つまり、エンドユーザがLE Audioでオーディオ再生を楽しめるようになるには、「イヤホンとスマートフォン、スマートフォンOSなどのシステムソフトウェア」という3要素すべてが出揃わなければなりません。

LE Audio対応のSoCは2021年までに発表されているため、いよいよ今年は(今年こそ)LE Audioを実装した製品が発売されることが期待されます。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 知ってた? テレビのアンテナ線、実はいまだにアナログ信号。その深いワケ
2 女子プロゴルフ「Sky RKBレディスクラシック」5/15から3日間の放送・配信予定
3 ネットワークオーディオ、最初の1台。Sonos/BLUESOUND/WiM、6万円前後のエントリープレーヤー徹底対決!
4 “ローレゾ"だって楽しい!クロームも対応、WE ARE REWINDのカセットデッキが熱い!
5 パナソニック、輝度/発色をより高めた”新世代プライマリーRGBタンデム”4K有機ELビエラ「Z95Cシリーズ」
6 TCL、 独自高画質化技術「SQD-Mini LED」搭載の4Kテレビ「X11L」「C8L」「C7L」
7 サッカーW杯、日本代表の地上波中継は初戦と3戦目がNHK/2戦目は日テレ。ネット配や4K放送も
8 silent Angel、クロック周りを刷新したオーディオサーバー「Z1C mk2」
9 パナソニック、新パネル/制技術で画質を高めた最上位Mini LED 4K液晶ビエラ「W97Cシリーズ」
10 LG、USB PD 65W給電対応の27型4K液晶ディスプレイ「27U730B-B」
5/15 10:38 更新

WEB