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公開日 2021/10/24 07:00
【連載】ガジェットTIPS

乾電池、温めると復活するのはなぜ?

海上忍
ここぞという状況での電池切れ、困りますよね。リモコンのように消費電力が少ないガジェットの場合、なにか工夫すればあとひと息持ちこたえてくれるのでは? とつい考えてしまいますが、充電不可な一次電池の場合そうもいきません。

そんなときふと思い出すのが、乾電池にまつわる “復活のまじない” の類い。擦る、叩くなどいろいろありますが、手で温めるとパワーが少しだけ戻るとかなんとか。コレ、本当でしょうか? もし本当だとして、根拠はあるのでしょうか?

パワーが尽きたかのように見える電池を温めると復活する話には、科学的な裏付けがあります。

復活するのには科学的な裏付けがあります

乾電池のプラス/マイナス極における電極反応や水素イオンは、温度が上がるとスムースに活動できるようになり、その結果内部抵抗が下がります。電池が放電しているときは緩やかな電圧降下が続き、一定水準を下回ると動作しなくなる “電池切れ” の状態に陥りますが、電池の温度が上がると(放電が進み動作電圧レベルをわずかに下回っていた)放電電圧が少し上昇するため、パワーが戻ってきたように感じられます。

ただし、温めるといっても穏やか行うことがポイント。急激に温度を上げると液漏れなどのトラブルを引き起こしかねません。2 - 3分ほど手で軽く握ればじゅうぶん、お湯に浸けたり火に近づけることは厳禁です。

マンガン電池・アルカリ電池など一次電池に限らず、ニッケル水素電池など二次電池にも有効な方法ですから、深夜にリモコンの電池が切れたときなどに試してみては?

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