トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2021/03/17 06:40
【連載】ガジェットTIPS

やけどの可能性も。USBケーブルの挿しっぱなしに注意

海上忍
モバイルバッテリーなどでスマートフォンやBluetoothイヤホンを充電、いまや誰でも毎日のようにする日常風景です。そしてUSBポートに挿すのはiPhoneユーザならLightningケーブル、AndroidユーザならType-CケーブルかMicro-Bケーブルでしょうか。すぐ使えるよう、挿したままにしている人も多いはずです。

USBケーブル、挿しっぱなしにしていませんか?

しかし、油断大敵。必ず事故につながるわけではないものの、Lightningケーブルのように接点部分がむき出しのUSBケーブルは、いくつかの条件が重なると危険が生じる可能性があります。

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)では、バイオテクノロジーや化学物質の評価のほかにも製品事故に関する情報収集業務を担っており、モバイルバッテリーやUSBケーブルに関連した事故の調査・原因究明にもあたっています。

その事例報告のひとつに、気になる情報が。電源に接続された状態のUSB変換ケーブル(写真から判断するとLightningケーブル)をタオルの下に敷いた状態で就寝したところ、頬に端子部とほぼ同じ大きさのやけどを負ってしまったそうです。

端子部に汗などが付着し、電気分解が発生

NITEによる調査の結果、判明した原因は「汗」。電源に接続した充電ケーブルのコネクターに汗等が付着すると、電気分解により酸やアルカリが生成され、それが皮膚に付着すると化学やけどに至るおそれがあるとのこと。コネクタ部分の温度上昇はないものの、危険なことに違いはありません。

接点部分を覆う外殻がない構造のLightningケーブルだから発生した事故ともいえますが、そもそもモバイルバッテリーなどの電源に挿したままだったから事故につながったことも確か。使わないケーブルは抜いておく習慣を心がけましょう。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB