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公開日 2020/04/28 06:30
【連載】ガジェットTIPS

Bluetoothイヤホンの内蔵マイク、ビデオ会議向きってあるの?

海上忍
多くのBluetoothイヤホンは、音声通話に対応しています。音声通話できるということは、相手の声を聴くだけでなく自分の声を相手に届ける機能、つまりマイクを内蔵することを意味します。小さくてわかりにくいものの、左右ユニットをケーブルでつなぐタイプの製品であればリモコン部に、完全ワイヤレスタイプであれば左右ユニットのどこかにマイクが内蔵されているのです。

Bluetoothイヤホンの通話品質はマイクの種類で変わる?

マイクにはいろいろなタイプが存在しますが、Bluetoothイヤホンのような小型ガジェットでは「MEMSマイク」や「ECMマイク」が多く使われています。

MEMSマイクとは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems、μm単位の部品で構成される微小な電子機器)の技術を利用した集音装置です。半導体プロセスで製造されるため品質が均一なうえ、リフローはんだ付けが可能なため自動実装しやすいという特徴があります。

ECMマイクは、コンデンサマイクの一種です(Electret Condenser Microphone)。MEMSマイクが普及する以前から利用されていたため、設計のノウハウが蓄積されていること、さまざまな終端タイプに対応しているため特殊な形状のデバイス向けに設計しやすいことが特徴といえます。

肝心の通話品質ですが、両方式のどちらが優れているとはいえません。Bluetoothイヤホンの場合、マイクの位置が口もとから離れてしまう都合上、無指向性タイプ(マイクの向きに関係なく音の大きさに反応する)を採用することが多く、SN比がマイクの性能を決定づけることになるからです。マイクの取り付け位置など、設計の巧拙も大きく影響してきます。

ただし、近年ではスマートフォン向けの需要が急伸したこともあり、特にMEMSマイクの進化スピードには眼を見張るものがあります。MEMSマイクのベンダーは、アンプ部やADコンバータのノイズ特性を改善するなど、SN特性の改善に力を注いでいます。音声入力に対応する家電製品は今後ますます増えますから、要注目の部品といえるでしょう。

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