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公開日 2020/03/28 06:30
【連載】ガジェットTIPS

テレワークの救世主? 数百円で買える「仮想ディスプレイアダプタ」が便利

海上忍
ゲーム機につなぐディスプレイを購入しようかと、通販サイトで「HDMI ディスプレイ」をキーワードに検索したところ、「仮想ディスプレイアダプタ」なる製品がヒット。一見「ケーブルなしのHDMI端子」、「HDMIドングル」とでも表現すべきサイズ感で、価格も1つ数百円と激安。一体何に利用するものでしょう?

この仮想ディスプレイアダプタは、HDMI接続のディスプレイを接続していると誤認識させるためのデバイスです。いわば「ダミーのディスプレイ」で、HDMIだけでなくDisplayPort対応の製品も存在します。

「仮想ディスプレイアダプタ」の一例

なぜあえて誤認識させるかですが、「パソコンを適切な解像度で遠隔操作するため」です。

TeamViewerなどのリモートデスクトップと呼ばれるアプリを導入すると、離れた場所にあるパソコンを他のパソコンやスマートフォンからインターネット経由で操作できますが、表示されるデスクトップの解像度は接続されているディスプレイによって決定されます。

ディスプレイが接続されていないと800×600ピクセルなど低解像度に設定されてしまい、作業しにくくなるため、高解像度ディスプレイが接続されていると偽装して作業に適した解像度にしようというわけです。

仮想ディスプレイアダプタがあれば、リモートデスクトップの低解像度に悩むことも、必要ないディスプレイを接続しておくムダもなくなります。新型コロナウイルスのまん延でリモートワーク/テレワークに注目が集まる昨今、この安価なデバイスの導入を検討してみては?

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