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公開日 2025/10/20 06:30
<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー

【ミニレビュー】アナログ専用のインクレケーブル「iEARTH」、音場が広がり楽器の艶も向上!

園田洋世

今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。10月はアナログ関連アイテム4本立てでお送りする。今回は、キュートな見た目でも注目のINCRECABLE(インクレケーブル)の「iEARTH」から、アナログプレーヤー専用モデルをテスト!



INCRECABLE 「RED iEARTH(EBP-3)」(165,000円/税込)



音場全体が豊かに満たされる


インクレケーブルの「Red iEarth(EBP-3)」は、同社が全6機種展開する〈iEARTH Mechanical Vibration Decoupling Earth Box〉シリーズのうち、ターンテーブル(フォノ)システムのノイズ専用モデルである。



「RED iEARTH(EBP-3)」を設置したところ。背面端子から専用ケーブルでアナログプレーヤーと接続する


ターンテーブルのモーターノイズ、ベルトの振動、カートリッジからの電気ノイズ等に特化した対策を講じている。名前からは仮想アースを想像しがちだが、同社によると仮想アースとは機能が大きく異なるらしい。


フォノイコ天板にまずポジショニング・パッドを敷いてからEBP-3を設置する。底面中央のスチールボールがフォノイコから静電気と振動を収集。そして振動を電気エネルギーに変換し、その電気エネルギーを供給された上部2つのパッシブ・グラウンディング・モジュールが、EBP-3に専用ケーブルで接続したターンテーブルとフォノイコの信号ノイズを除去するのだという。



iEARTHの裏側。中央のスチールボールから静電気と振動を収集し除去する


今回はターンテーブルから伸びているアース線を取り付けるフォノイコのアース端子に、EBP-3専用ケーブルも繋いで試してみた。


エフゲニー・キーシン『ザルツブルク・リサイタル』は針を落とした瞬間から違う。ノイズフロアが低い。ピアノの艶が向上する。「EBP-3」なしのとき、ところどころ音を発しない空虚な空間になっていた音場全体が豊かに満たされている。


ズービン・メータ&イスラエル・フィルのフーベルマン週間音楽祭30周年記念コンサートは音場が前後・水平方向に拡がる。低弦の分離が随分と改善している。


グラシェラ・スサーナ『76/45』も音場が拡大し、S/Nが向上。パーカッションのアタックが俊敏だ。


効果が大きくて分かりやすい。副作用も感じられないので、1機種でも導入するとシリーズの他の機種も試したくなるだろう。

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