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公開日 2025/09/05 06:30
Qobuz Connect対応で活用シーンが広がる

デノンとマランツのネットワーク対応機器 “全11モデル”でQobuzを堪能し尽くす!

林 正儀

昨年のサービス開始以来、瞬く間にオーディオファイルを魅了してきた音楽配信サービス「Qobuz」。そしてこのたび、国内でも高い人気を誇るデノン、そしてマランツのネットワーク搭載モデルが、ついにQobuzへの正式対応を果たした。本項では、その該当モデルをほぼ網羅的に紹介し、それぞれのサウンド解説はもちろん、各モデルの特徴や魅力についても徹底的に検証した。



デノンとマランツから発売しているネットワークプレーヤー機能が搭載された11製品を試聴。リファレンス・スピーカーには、Bowers & Wilkinsの「805 D4 Signature」を使用した。



ブランドの垣根を越えて製品の魅力を横断的に解説


今回は、デノンとマランツのネットワーク対応11製品を集め、話題のハイレゾストリーミングサービス「Qobuz(コバズ)」を体験してみた。


これまで、国内でハイレゾに対応した定額制ストリーミングサービスといえば、「Amazon Music」と「Apple Music」が主流だった。しかし、これら2つのサービスは、ピュアオーディオ機器との親和性においてややハードルが高かったのも事実である。そんな中、デノンとマランツは、独自のネットワークオーディオ再生プラットフォーム「HEOS(ヒオス)」をいち早く開発し、Amazon Musicへの対応も果たすなど、ピュアオーディオファンに寄り添った製品開発を進めてきた。


では、HEOSの強みとは何か。本企画の主題にもなるが、HEOSは国内では2017年から展開されており、D&Mグループ全体でアプリ開発とネットワークモジュールの開発を同時に進めてきたという歴史がある。


つまり、デノンとマランツではそれぞれ独自の技術を用いて音作りを行っているが、共通のネットワークモジュールを搭載しているという点が大きな特徴と言える。D&Mグループ全体でHEOSの開発に取り組んできたノウハウは、あまりにも大きいのだ。


この共通ネットワークモジュールの活用は、料理に例えると「同じ素材を用い、どのように調理するか」という違いに似ている。それがシェフ、つまりサウンドマスターの腕の見せ所であり、デノンは山内氏、マランツは尾形氏がその手腕を発揮している。もちろん、ネットワーク再生に限らず、オーディオ再生全体にその哲学が及んでいるわけだ。



そして今回、デノンとマランツのネットワーク対応機器が、ついに「Qobuz Connect」に対応した。デノンとマランツは、幅広い製品ラインナップを誇り、ネットワーク機能がプリメインアンプに内蔵されているモデル、ディスクプレーヤーにネットワーク機能が搭載されているモデル、もちろんネットワーク専用プレーヤーなど、さまざまなタイプが展開されている。製品によってネットワークモジュールの世代に違いこそあるが、いずれも同じ基本設計に基づいているため、今回はブランドの垣根を越えて、各製品の魅力を横断的に解説していきたい。



写真右は、iPadにインストールしたQobuzアプリの画面。出力先にオーディオ機器を選択するだけで手軽に再生ができる。


リファレンス音源には、ダイアナ・クラール『ターン・アップ・ザ・クワイエット』(Qobuz 192kHz/24bit)、ビル・エヴァンス『Waltz For Debby』(Qobuz 192kHz/24bit)、ジョン・ウィリアムズ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団『ライヴ・イン・ウィーン』(Qobuz 96kHz/24bit)を使用した。



HiFi志向のプリメインアンプ3モデル


最初に試聴したのは、デノンの「PMA-900HNE」、そしてマランツの「MODEL 60n」および「MODEL 40n」という、まさに王道ともいえるピュアオーディオ設計のプリメインアンプ3モデルだ。


PMA-900HNEは、デノンのHiFiプリメインアンプシリーズの中ではエントリー〜ミドルクラスに位置付けられているが、「Advanced High Current シングルプッシュプル増幅回路」を搭載しており、このクラスでここまでの技術を惜しみなく投入するのは、いかにもデノンらしい姿勢だ。



DENON「PMA-900HNE」132,000円(税込)


一方のマランツは、モデル名の数字が小さいほど上位モデルに位置し、出力も段階的に高くなるのが特徴だ。PMA-900HNEが50W+50W(8Ω)であるのに対し、MODEL 60nは60W+60W(8Ω)、MODEL 40nは70W+70W(8Ω)と、10Wずつ増加していく。新世代マランツの洗練されたデザインも美しく、フルディスクリート構成の電流帰還型パラレルプッシュプル・パワーアンプを搭載することで、瞬時電流供給能力に優れ、スピーカーの駆動力が高い点もマランツアンプの魅力である。価格帯もPMA-900HNEより上位にあたる。


Marantz「MODEL 40n(写真上)」385,000円(税込)、「MODEL 60n(写真下)」242,000円(税込)


では、それぞれのサウンドはどうだろうか。まず、PMA-900HNEは50Wという出力の中で非常に緻密な音作りがなされている印象だ。聴感上のS/Nの高さや音の質感の違いにより、楽曲によってスピーカーの鳴り方が変化するようにも感じられる。


全体としてはグルーヴ感あふれるストレートなサウンドで、クセのないフラットなバランスが魅力だ。ダイアナ・クラールの高音域が滑らかに再現され、ピアノの立ち上がりも非常に美しい。


古いジャズ音源では、ストレートな音質ゆえに、ビル・エヴァンスの演奏ではもう少し余韻や響きが感じられると、ビレッジ・バンガードの空気感がさらに伝わってきたかもしれない。楽曲ごとに異なる印象を与える点にも、細やかなチューニングの妙を感じさせた。ムターのヴァイオリンでは、キレとリズムの鮮度が際立ち、ソロとオーケストラの掛け合いに迫力があり、ホールの余韻感も上々だった。 

 
PMA-900HNEは、デノンのフルサイズHi-Fiプリメインアンプのカテゴリーでは初のネットワーク再生に対応。Advanced High Currentシングルプッシュプル増幅回路(写真)や、「超低ノイズ可変ゲイン型プリアンプ」など採用する。


一方、マランツの2機種はデノンとはやや方向性が異なる。PMA-900HNEが、ジャズやクラシックにおいてもストレートに音像を描き出すタイプであるのに対し、マランツはより空間の雰囲気や叙情性を重視したチューニングとなっている。特にMODEL 40nでは、消え入るような微弱音や倍音成分の表現に優れ、演奏者の周囲の空気感まで描き出すような繊細さが印象的だ。空間描写に優れたこのモデルは、音楽の新たな一面を発見させてくれる。



MODEL 40nのパワーアンプには、HDAM-SA3 を用いたフルディスクリート構成の電流帰還型増幅回路(写真)を採用し、出力段はパラレル・プッシュプル構成にすることで、スピーカー駆動力を大きく向上させている。


MODEL 60nも同様の傾向を持ち、ムターが奏でる「悪魔のダンス」では、弦のキレと艶やかさに引き込まれ、ムジークフェラインザールの豊かなホールトーンも存分に浸ることができた。約24万円という価格帯で、これほどの表現力を備えていることには大いに満足できる。



MODEL 60nは、HDAM-SA2 搭載可変ゲイン型プリアンプ(写真)や、HDAM-SA3 を用いたフルディスクリート構成の電流帰還型増幅回路を採用するなど、エントリークラスながら上位に迫る性能を実現している。


マランツを選ぶなら、予算に余裕があれば、出力回路に余裕のあるMODEL 40nが理想だが、シングルプッシュプル動作のMODEL 60nでもパフォーマンスは非常に高く、Qobuzの魅力を十分に堪能できた。


 


ディスク再生にも対応したマランツのプレーヤー


この流れで、MODEL 40nの上位モデルにあたるプリメインアンプ「MODEL 30」(ネットワーク機能は非対応)を用いて、ネットワーク機能内蔵のディスクプレーヤー2機種を試してみよう。対象となるのは、マランツのCDプレーヤー「CD 50n」と、SACDプレーヤー「SACD 30n」だ。



Marantz「CD 50n」231,000円(税込)






Marantz「SACD 30n」418,000円(税込)


いずれも単体プレーヤーであり、プリメインアンプとのセパレート構成によって、ピュアオーディオ的な視点がさらに深まるはずだ。CD 50nおよびSACD 30nは、それぞれ32ビット対応のDACチップおよびディスクリートDACの採用も注目すべき技術ポイントである。


まずはCD 50nから試聴してみよう。セパレート構成になったことで、音に余裕が感じられる。ダイアナ・クラールのヴォーカルは厚みを増し、ベースは力強く響き、ジャズ特有のムードがより際立つ。ピアノの表現は繊細というよりスケールが大きく、中低域に豊かなふくらみが感じられた。ミッドレンジもバランスよく鳴り、音楽の厚みが増している。


ビル・エヴァンスは、音数が増えても決して聴き疲れせず、まさに余裕を感じさせる。ムターの演奏では、弦さばきの巧みさが際立ち、精緻な表現の中に艶やかさも同居している。正確性と音楽的な情感が見事に両立していた。



CD 50nは、自社開発のオリジナルCDメカエンジンを搭載。コンストラクション全体に及ぶ入念な振動対策により、高精度なオーディオデータの読み取りの強化を図った。D/A コンバーター(写真)は32bitに対応する。


次に試したのは、SACD 30n。同じ「30」番台で揃えたコンビネーションだけに統一感あるサウンドを味わえた。ダイアナ・クラールの楽曲では、思わず聴き入ってしまうほどの生々しさで、メロディからリズムに至るまで、ただただ美しい。ビル・エヴァンスやムターの演奏でも、改めて音の細部にまで集中して聴き入ってしまう。特筆すべきは、ストラディヴァリウスの跳ねるような多重奏法の再現で、演奏の佇まいまでもが目に見えるかのようだった。



SACD 30nは、完全オリジナルのディスクリートD/Aコンバーター「Marantz Musical Mastering」(写真)を採用。さらにプレミアム・クロック・ジェネレーターやメカ・エンジン「SACDM-3L」など、贅を尽くした仕様を実現。


MODEL 40nと比較しても、やはりクラスの違いが明確に感じられた。この上には、200万円台の弩級10シリーズが控えているが、MODEL 30とSACD 30nの組み合わせでも約80万円という価格で、これほどのサウンドと音楽性が得られるなら、非常に高いパフォーマンスを発揮していると言えるだろう。


 


デノン、マランツそれぞれに超強力なネットワーク専用機をラインナップ


デノン唯一のネットワークプレーヤーである「DNP-2000NE」は、上位クラスを含むあらゆるシリーズと組み合わせても、懐深く対応する柔軟性を備えている。差動出力型DACを4基使用したクワッドDAC構成を採用し、最新のアナログ波形再現技術「Ultra AL32 Processing」も搭載。



DENON「DNP-2000NE」275,000円(税込)


今回は、デノンのフラグシップ・プリメインアンプ「PMA-3000NE」と組み合わせて試聴したが、上質なサウンドを存分に楽しむことができた。S/Nが高く、表現力も安定しており、女性ヴォーカルやソロギターには哀切さや繊細なニュアンスが漂う。個人的にも非常に好みのサウンドだ。ビル・エヴァンスの演奏では、軽やかな鍵盤のタッチが印象的で、ヴィレッジ・ヴァンガードの乾いた音場が視覚的に思い浮かぶほどだ。ムターの演奏では、疾走感あふれる速弾きに圧倒された。



PMA-3000NEは、デノンのアナログ波形再生技術の最上位「Ultra AL32 Processing」(写真)を搭載。Quad-DAC構成、デジタル・アナログ独立電源トランスなど、強力なネットワーク再生を実現し、システムのプラスオンにも最適。


一方、マランツの「LINK 10n」もラインナップで唯一の専用プレーヤー。LINK 10nの大きな特徴は、「MODEL 10」に相当する高品位なプリアンプ機能を内蔵しており、手持ちのパワーアンプと組み合わせることで、極上のネットワーク再生環境を構築できることだ。



Marantz「LINK 10n」2,420,000円(税込)


今回は、人気の高いアキュフェーズのA級ステレオパワーアンプ「A-80」と組み合わせて試聴したが、そのサウンドはまさに圧巻だった。マランツが長年培ってきた技術が惜しみなく注ぎ込まれ、S/N、情報量、解像度すべてが最高レベル。血の通った有機的な空気感に包まれ、Qobuzのハイレゾ音源が、まるで目の前で演奏されているかのような鮮度で再生された。のけぞるほどピュアで生々しい再現力。まさに「彫りの深い音像」という表現がふさわしい。音が幾重にも重なり、見事に立体化している。


ダイアナ・クラールやムターの音像がここまで克明に描写されてしまうと、もはやCDを聴く気が失せてしまいそうなほどである。



LINK 10nは、フラグシップ「MODEL 10」と同一の HDAM 採用フルバランス・プリアンプ(写真)に、最新バージョンのディスクリート DAC「Marantz Musical Mastering」を採用するなど、圧巻の構成を実現した。


デノン、マランツともに、専用のネットワークプレーヤーは1モデルずつの展開に留まるが、すでにハイクラスなオーディオシステムを完成しており、ネットワークプレーヤーを未導入という方には、うってつけの選択肢と言える。ぜひお薦めしたい。


HDMI入力を6系統装備し音楽だけでなくエンタメにも最適なアンプ


デノンとマランツは、AVアンプの開発にも意欲的に取り組んでいるが、その派生モデルとして登場したのが、デノンの「DRA-900H」とマランツの「STEREO 70s」だ。両機ともHDMI入力を6系統装備しており、HDMIケーブル経由でテレビの音声を手軽に高音質化できる。言わば、AVアンプからサラウンド機能を省き、2ch再生に特化したステレオアンプと言えるが、やはりネットワークプレーヤーを内蔵していることが特徴だろう。



DENON「DRA-900H」121,000円(税込)






Marantz「STEREO 70s」143,000円(税込)


技術的なポイントとしては、DRA-900Hが定格出力100W+100W(8Ω)の大出力ディスクリートパワーアンプを採用。一方、マランツのSTEREO 70sは75W+75W(8Ω)の出力ながら、HiFiグレードの本格プリアンプ「HDAM-SA2」を搭載。どちらも、出力に余裕を持たせた設計で、日常のさまざまな使用シーンにおいて安定したパフォーマンスを期待できる。


音の傾向については、DRA-900Hがフラットでハイファイ志向のサウンドであるのに対し、STEREO 70sは中域重視で、音の輪郭を明瞭に描くタイプだ。たとえば、ダイアナ・クラールを再生すると、STEREO 70sではベースのリズムやヴォーカルに肉付きがあり、よりふくよかに聴こえる。


また、ライヴハウスの空間表現では、DRA-900Hは響きが控えめで、客の会話が明瞭に聴き取れる。一方、STEREO 70sでは、広めのライブ空間に包まれるような心地良い響きが感じられる。実際には、これらの製品はユーザーのリビングや書斎といった環境で使用されることが多いだろう。だからこそ、それぞれの再生音の傾向や空間の響きの違いを理解しておくことは、製品選びで重要になるのだ。



DRA-900Hのパワーアンプ回路は、ディスクリート構成(写真)を採用し、定格出力100W+100W(8Ω)を実現。ダブル・ディファレンシャル構成のD/A変換回路に加え、HDMI6入力/1出力を備えるなど性能と機能を高次元に両立している。




STEREO 70sは、新世代のマランツを象徴する筐体デザインを纏った、同社初のHDMI搭載ステレオレシーバー。HDAM-SA2のプリアンプやフルディスクリート・パワーアンプを搭載するなど、充実した仕様を実現している。


このカテゴリーを検討するユーザーは、音楽再生だけでなく、テレビ放送や映画、ゲームといったエンタメ用途を想定している方が多いだろう。そうした意味では、同価格帯で比較されることの多いPMA-900HNEとDRA-900Hで迷ったら、よりピュアオーディオ志向の場合は「Advanced High Currentシングルプッシュプル増幅回路」などを搭載した、PMA-900HNEをお薦めしたい。

新世代を予感させる小型のオールインワンモデル


プリメインアンプの形態が多様化するなかで、デノンとマランツは、それぞれコンパクトな筐体を持つ次世代ワイヤレス・ストリーマーを開発した。その進化の要因のひとつが、クラスD増幅方式の採用である。


デノンの「DENON HOME AMP」とマランツの「MODEL M1」は、いずれもクラスDアンプを搭載しており、コンパクトながら100W+100W(8Ω)のハイパワー出力を実現。アナログやHDMI入力まで備えるなど、多彩なソースに対応している点も特徴だ。



DENON「Denon Home Amp」121,000円(税込)




Marantz「MODEL M1」154,000円(税込)


筐体設計における革新性も見逃せない。両モデルとも、天板を開放し、MODEL M1は非磁性体ステンレス製のメッシュ構造、DENON HOME AMPはパンチングメタルを採用。これにより、より開放的で伸びやかな音楽表現を可能としている。


実際に両モデルを試聴してみると、驚くほどスムーズに、自然に音が出てくる印象を受けた。ダイアナ・クラールのヴォーカルは軽やかで、ベースの輪郭も明瞭。ムターの演奏は弓がしなり、ダイナミックでありながらスケール感を損なわない。オーケストラとのバランスも絶妙で、張り詰めた緊張感の中にも心地良さがあり、ホールに弦の余韻がふんわりと漂う。まるでその空気を手でつかめるかのような、みずみずしい音場が広がった。



Denon Home Ampは、小型ボディに定格出力100W+100W(8Ω)を実現。デノンのサウンドマスターが手掛けたコンデンサー「SYコンデンサー」を採用するなど、デノンのHiFiアンプのノウハウを凝縮している。




MODEL M1は、100W+100W(8Ω)のClass Dアンプや独自のデジタルフィルター技術「Marantz Musical Digital Filtering」を搭載。そしてフラグシップ「MODEL 10」にも採用されたWaved Top Meshを採用している。


基本設計は共通とするものの、デノンとマランツはそれぞれに異なる音の個性を持っている。デノンは、キレとスピード感を備えた現代的なHiFiサウンド。一方、マランツは、温かみを感じさせるヒューマンタッチな音色で、どこかアナログ的な味わいがある。ジャズのような崩しのニュアンスには、マランツの音調がよりしっくりくるように感じた。対して、デノンは整理された印象で、より明快な音像を描く。


マランツは、フラグシップのMODEL 10にもクラスDアンプを採用しており、その技術的ノウハウの深さがうかがえる。MODEL M1もまた、現代のオーディオ技術から生まれた新たな選択肢であり、DENON HOME AMPも含め、この超小型筐体からこれほどのクオリティの音が鳴るという事実には、改めて驚かされる。



手前味噌であるが、私のオーディオライフが大きく変わろうとしている。以前から検討していたQobuz対応機器をついに導入したのである。導入にあたり、自分の考えを整理してみたら、そもそも私はCDのコレクターであり、物欲のままに大量のディスクを所有し、増え続ける一方であった。しかし、Qobuzのサウンドを聴いて、考え直したのである。


皆さんもぜひ、今回の記事を参考に、Qobuzライフを始めてほしい。そのスタートにおいて、デノンとマランツの製品群はきっと強力な手助けになるはずだ。 


SPEC


PMA-900HNE
●定格出力:50W+50W(8Ω)●全高調波歪み率: 0.01%●S/N比:105dB●周波数特性:5Hz〜100kHz●消費電力:200W(最小時0.2W)●サイズ:434W×131H×375Dm●質量:8.3kg



 


MODEL 60n
●定格出力:60W+60W(8Ω)●全高調波歪み率:0.02%●S/N比:113dB●周波数特性:5Hz〜100kHz●消費電力:220W(最小時0.3W)●サイズ:442W×129H×431Dm●質量:13.0kg


 

 


MODEL 40n
●定格出力:70W+70W(8Ω)●全高調波歪み率:0.02%●S/N比:113dB●周波数特性:5Hz〜100kHz●消費電力:220W(最小時0.3W)●サイズ:443W×130H×432Dm●質量:16.7kg



 


CD 50n
●高調波歪み率:0.0010%(PCM)●S/N比:112dB(PCM)●消費電力:35W(最小時0.2W)●サイズ:442W×130H×424Dm●質量:10.3kg



 


SACD 30n
●高調波歪み率:0.0008%●S/N比:109dB●消費電力:48W(最小時0.4W)●サイズ:443W×130H×424Dm●質量:13.5kg



 


DNP-2000NE
●高調波歪み率:0.0008%(PCM))●S/N比:118dB(PCM)●消費電力:38W(最小時0.2W)●サイズ:434W×107H×421Dm●質量:9.7kg



 


LINK 10n
●高調波歪み率:0.0015%(PCM))●S/N比:113dB(PCM)●消費電力:75W(最小時0.3W)●サイズ:440W×192H×442Dm●質量:33.0kg



 


DRA-900H
●定格出力:100W+100W(8Ω)●全高調波歪み率: 0.03%●S/N比:98dB●周波数特性:10Hz〜100kHz●消費電力:220W(最小時0.1W)●サイズ:434W×151H×339Dm●質量:8.6kg



 


STEREO 70s
●定格出力:75W+75W(8Ω)●全高調波歪み率: 0.03%●S/N比:98dB●周波数特性:10Hz〜100kHz●消費電力:210W(最小時0.2W)●サイズ:442W×109H×386.5Dm●質量:8.4kg



 


Denon Home Amp
●定格出力:100W+100W(8Ω)●S/N比:105dB●周波数特性:20Hz〜40kHz●消費電力:70W(最小時0.3W)●サイズ:217W×89H×242Dm●質量:2.1kg



 




MODEL M1
●定格出力:100W+100W(8Ω)●S/N比:105dB●周波数特性:20Hz〜40kHz●消費電力:70W(最小時0.3W)●サイズ:217W×84H×239Dm●質量:2.2kg


 



(提供:ディーアンドエムホールディングス株式会社)
本記事は『季刊・Audio Accessory vol.198』からの転載です

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