トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2023/10/27 11:50
“初めてのULTRASONEに最適”な手頃さも魅力

J-POPからクラシックまで好相性!ULTRASONE「Signature PURE」は“聴き応え抜群”のエントリーヘッドホンだ

野村ケンジ

前のページ 1 2 3 次のページ

1991年にドイツで誕生したULTRASONE(ウルトラゾーン)は、ヘッドホンを得意とするオーディオブランド。現在は完全ワイヤレスイヤホンやゲーミングヘッドセットなど多様な製品をラインナップしているが、フラグシップヘッドホン “Editionシリーズ” しかり、彼らの製品群のなかでは今でもヘッドホンが最も有名なプロダクトであることはたしかだ。

そんなULTRASONEから、この度新たなヘッドホンが登場した。それがEditionシリーズと並ぶ人気シリーズ “Signatureシリーズ” の最新モデル、「Signature PURE(シグネチャー・ピュア)」だ。

「Signature PURE」 33,000円(税込)

本モデルは、「Signature DJ's Spirit, PURE Sound for All」をスローガンに掲げ、ULTRASONEの代表ヘッドホンのひとつ「Signature DJ」のエッセンスを受け継ぐ入門機。幅広いユーザーが気軽に入手できる、コスパの高いエントリークラスのモニターヘッドホンとして、同シリーズのなかでも末弟の位置づけとなる。

本稿では、そんなSignature PUREがSignature DJからどのように進化し、その魅力がどんなところにあるのか、細かくチェックしていきたい。

エントリーながら最新独自技術を搭載!「Signature DJ」のエッセンスを踏襲しながらも性能強化



ULTRASONEでは、長時間使用し続けても聴き疲れしない自然な音を生み出す独自技術「S-Logic」を、ほぼ全てのヘッドホンで採用しているが、Signature PUREではその最新バージョンの「S-Logic 3」を搭載している。

ULTRASONEの代表ヘッドホン「Signature DJ」のエッセンスを受け継ぎつつ、各種が最新仕様にアップグレードしている

さらに、こちらも独自技術であるドライバー中央にヒレ状のパーツを配置することで、特定の周波数帯域の伝わり方を変化させる「DDF(Double Deflector Fin)」と組み合わせることで、音の深さや広がりの表現を豊かにしつつ、開放感のある聴き心地を実現しているという。

一方、搭載ドライバーは、マイラー振動板採用の50mm口径ダイナミック型ユニットとなっている。ドライバー周りの仕様としては、2021年に発売されたSignatureシリーズ3機種の1つ、「Signature PULSE」に近い内容だ。そして、「サブベースまでしっかりとモニタリングできる深い低域再生を実現する」という、最新のチューニングが施されている。

「深い低域再生を実現する」という最新のチューニングを施している

遮音性良好なイヤーパッド。最新チューニングによるサウンドをチェック

前のページ 1 2 3 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 BRAVIAが空飛ぶ時代? 動画コンテンツの楽しみ方に押し寄せた大きな変化を指摘するソニーショップ店長。超大画面はさらに身近に
2 ネットワークオーディオに、新たな扉を開く。オーディオ銘機賞の栄えある“金賞”、エソテリック「Grandioso N1」の実力に迫る
3 Nothing、最大40%オフのウィンターセール開催
4 LG、世界初のDolby Atmos FlexConnect対応サウンドバー「H7」。オーディオシステム「LG Sound Suite」をCESで発表へ
5 「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」を体験。目の前に実物大で現れる“圧倒的ゴジラ”の臨場感
6 衝撃のハイコスパ、サンシャインの純マグネシウム製3重構造インシュレーター「T-SPENCER」を試す
7 AVIOT、“業界最小クラス”のANC完全ワイヤレス「TE-Q3R」。LDAC、立体音響にも対応
8 ソニー「WH-1000XM5」に“2.5.1”アップデート。Quick AccessがApple Music/YouTube Musicに対応
9 「HDR10+ ADVANCED」が正式発表。全体的な輝度向上、ローカルトーンマッピングなど新機能も
10 クリプトン、左右独立バイアンプ機構のハイレゾ対応アクティブスピーカー「KS-55HG」新色 “RED”
12/19 11:02 更新

WEB