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公開日 2022/07/16 15:40
最高出力600馬力

ジェットスキー×2台にオフロード車をくっつけた乗り物、130キロで水上疾走【Gadget Gate】

Munenori Taniguchi
アウトドアレジャーに出かけ、たとえばオフロードATVで野山を駆け巡るのはとても楽しい体験だ。ジェットスキーで水上を駆け巡るのもやっぱり楽しい。ならば、両方とも一度に楽しみたい…とお思いの方々に最適なオモチャを、フロリダのShadow Sixが開発している。

Image:Shadow Six

「Typhoon」と名付けられた水上ヴィークルは、2台のジェットスキーをまたぐようにしてオフロードATVを無理矢理固定したかのように見える。

水上バイクに乗せているのだから、ATVにはエンジンやタイヤなどは必要なく、実際はボディキットのみをロングトラベルのサスペンションやその他のしくみで水上バイクに結合させている。また水上バイクの方もATVボディを強固に固定するため、自製のカーボンコンポジット素材で船体を強化している。

水上バイクの方はヤマハのGP1800 R SVHOエンジンを搭載するジェットスキーがベースで、2台合計の出力は500馬力にもなる。そのためTyphoonは、無骨な見た目ながら、約110km/hで水上をかっ飛ぶことができる。

それでもまだ物足りないという方々には、オプションで出力を合計600馬力に、最高速度を約130km/hに引き上げたパフォーマンスキットも用意されている。

運転席には自動車のようなハンドルが取り付けられているが、左右のグリップ部にそれぞれスロットルとブレーキトリガーがあるのが特殊なところだ。

運転席まわりには他にもGPS搭載のタッチパネル式インフォテインメントがあり、Bluetoothサウンドシステムまで備えている。水面を高速走行していると普通に会話するのが難しいからか、乗員用のワイヤレスインカムも用意されているとのこと。ちなみに、Typhoonには最大3人まで搭乗できる。

単純に水上を気持ちよく疾走したいだけなら、モーターボートや普通の水上バイクがあれば事足りるわけで、わざわざ水上バイクを2台並べ、その上に括り付けたATVに乗り込む必要はない。

しかしそれでも、開発元のShadow Sixは、このTyphoonが多くの関心を集めていると述べており、年内に7台を納入できる見込みだとしている。また11月に開催される自動車部品業界の見本市SEMA Showにも出展予定であり、さらなる注目を集めることを期待している。

なお、来年にはTyphoonを30台生産することが見込まれているが、その価格は25万ドル強とされており、記事執筆時点のレートで日本円に換算すれば約3460万円にもなる。アウトドアレジャー用にこれを購入できる人たちは、ボートや水上バイクなどとうに遊び尽くして、飽きてしまった人たちなのかもしれない。

Source: Shadow Six
via: The Drive,Gear Junkie

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