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公開日 2024/03/15 08:52
見やすさと使いやすさの両立目指す

YouTube、テレビ向け画面デザインの刷新を検討。より優れた体験の提供へ

Munenori Taniguchi
YouTubeは、テレビの視聴体験をYouTubeならではのものにするためにはどうすれば良いかという課題への取り組みについてブログ記事で報告している。

スマートTVなどの普及により、多くの家庭で最も大きなスクリーンであるテレビでのYouTubeコンテンツ視聴が増加しているとのこと。そして、具体的な視聴環境としてリビングルームでのテレビによるYouTube視聴に対するUIについて検討したことを説明している。

まずプレーヤー画面のサイズを小さくし、コメント欄をその脇に表示する案を考えたという。これは既存のタブレットやスマートフォンアプリと同様のレイアウトになる考え方だ。このデザインは、既存の動画の説明やコメントの表示を強化し、さらにはお気に入りのクリエイターが推奨する商品の購入リンクや、スポーツファンなら試合経過の表示といった付加価値的な体験への入り口になるとしている。

機能を増やしたいという要望は誰でも簡単に思いつくものだが、それが単純にテレビでの視聴体験を改善するかといえば、そうでもない。YouTubeの核心部分は動画コンテンツであり、動画の操作(一時停止、巻き戻し、早送り)が、直感的に扱えなければ、それは扱いづらいものになるだろう。

そこでYouTubeは、ユーザーが操作するUIをトグルボタンのようにシンプルにしたもの、プレーヤーにやや機能的な操作を追加したもの、そしてプレーヤー画面であらゆる操作が行える複雑なものの3種類をプロトタイプとして開発し、ユーザーにリモコン操作で視聴してもらってフィードバックを集めたという。

その結果これらのプロトタイプから、コメントやチャットなど、場合によって動画よりも関心を集める機能を読み取りやすくするには良いものの、核心である動画の視聴体験を後退させる場合があること、またシンプルなUIに対して操作機能を追加する場合には、せっかくのシンプルさを損なわないように考えるべきであること、チャットや動画の説明欄を見やすくするメリットは、動画への集中の度合いに応じて異なるため、画面全体のデザインを統一することが最良な考え方とは限らないこと、などがわかったとしている。

YouTubeが着地点とした新しい画面デザインは、まずは動画をメインの位置に配置し、視聴体験を損なわない程度にYouTubeならではの機能(コメントその他)にアクセス可能なデザインになった。特に動画視聴時のコメント表示を重視するテストユーザーから要望があった、やや縮小した動画エリアを採用、チャプター、注目プレイ、ショッピングなどの機能がその脇に表示され、ユーザーがテレビ画面で直接、より深く利用できるようになっている。

日本語版のブログ記事では、テレビ画面用YouTubeの新しいデザインをどのように展開していくかは記されていない。しかし、英語版の記事では今後数日中にこのデザインをYouTube TV登録者に提供する予定だとしている。

また、ライブ チャット、ファンタジービュー、マルチビューなど、増え続けるテレビ上でのインタラクティブな体験をサポートしていくために今回のデザインをどのように拡張できるかを引き続き検討すると述べ、一般ユーザーにもフィードバックを求めている。

Source: YouTube(1), (2)

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