トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2024/02/22 13:16
iPhone 14以前も再調査中

500回から1000回へ。iPhone 15のバッテリー寿命が突如倍に

多根清史
アップルは2月20日(米現地時間)サポート文書を更新し、iPhone 15シリーズの「バッテリーの最大容量が80%になるまでのフル充電サイクル回数」をこれまでの500回から1000回に改めた。要はバッテリー寿命を、突如として倍増させた格好だ。

従来のサポート文書では、全てのiPhoneはモデルに関係なく「フル充電サイクルを 500 回繰り返した後も本来の蓄電容量の最大 80% を維持するよう設計」と説明していた。

しかし、最新のドキュメントでは「iPhone 15モデルのバッテリーは、理想的な条件下で1000回のフル充電サイクルで本来の蓄電容量の最大80%を維持するように設計」との記述が追加。iPhone 14以前のモデルについては、従来通りの記述が確認できる。

ここでいう「フル充電サイクル」とは、合計で100%になる放電を行った回数のこと。iPhoneのバッテリー寿命を測る目安となるものだ。たとえば75%を1日で消費して、夜のうちにフル充電。その翌日に25%消費して合計100%に達すると、2日で1回の充電サイクルになる。

米9to5Macが問い合わせたところ、アップルは一般的なユースケースを示す特定の条件下でバッテリーを1000回充放電を繰り返すテストを行った結果だと回答。同社が何年にもわたりバッテリー部材や電源管理システムを改良し続けた成果だという。

このバッテリー寿命の変更は、iPhone 15、iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、およびiPhone 15 Pro Maxのみ。ただし、以前のモデルについても調査中だと付け加えている。

iPhoneのバッテリー状態は、設定アプリを開いて「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」から確認できる。またiPhone 15シリーズは当初からバッテリーの充放電回数を確認できたが、次期iOS 17.4ベータでは「バッテリー」画面のメニューが変更され、「理想的な条件下で1000サイクルで80%の容量を保持するように設計されている」との説明が追加されている。

昨年末、アップルはiPhone 15 Plusの新CMを公開し「電源コンセントとなかなか会えなくて寂しい」と歌いあげてバッテリー持続時間の長さを強調していた。今後は、ますますバッテリー持ちとバッテリー寿命(交換が必要となるまでの期間)の長さをアピールするのかもしれない。

Source: Apple
via: 9to5Mac

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 トライオード、シンプルかつ高音質を目指した真空管プリメイン「TRS-34」
2 柔軟な開発力で世界のネットワークオーディオ市場を牽引するLUMIN。コンパクトな最新エントリー機「D3」の魅力
3 『ゴジラ-1.0』だけじゃない! GWに観たい「最近サブスク解禁された話題作」まとめ
4 【moraアニソンTOP10】川崎発、狂犬ロックアニメ『ガールズバンドクライ』OPが人気急上昇!
5 エソテリック、上位一体型SACDプレーヤーをアップグレードした「K-01XD SE」「K-03XD SE」
6 AKG、国内初のANC対応完全ワイヤレス「N5 Hybrid」。ANCヘッドホン「N9 Hybrid」も同時発売
7 パナソニック、最新「ミニLEDバックライト液晶」ハイエンド・4Kビエラ。AI高画質エンジンも新世代
8 Google、タブレット端末「Pixel Tablet」ホルダーなしの単品販売を開始
9 パナソニック、初の専用Fire TV搭載の最上位・4Kビエラ「Z95A」。「マイクロレンズ有機ELパネル」刷新
10 新「iPad Pro」は“圧巻の高画質” 。「タンデムOLED」の威力を速報レポート
5/10 12:03 更新

WEB