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公開日 2023/07/18 18:46
499ドル → 19万ドル

発売2か月で消えた「4GBの初代iPhone」、約2600万円で落札される

Munenori Taniguchi
今月はじめ、米国のオークションハウスLCG Auctionsに未開封の初代iPhoneが4台出品されたが、そのうち1台が2007年6月29日から9月4日までしか販売されなかった、ストレージ容量が4GBしかないモデルであることがわかり、これ1台だけで10万ドルを超える価格になることが予想された。そしてオークションの結果、この希少なiPhoneは19万372.80ドル(約2600万円)という高額で落札された。

サムスン製のフラッシュメモリを4GBだけ搭載した初代iPhoneは、8GB版に対してまったく売れず、発売後わずか2か月で販売が中止された。そのため入手性は低く、LCG Auctionsがいうところでは、iPhoneコレクターにとっての「聖杯」なのだそう。今回出品されたのは未開封であったことも注目された。

初代iPhoneのオークション落札額は昨年から増加しており、2月にはやはり4GBモデルが6万3000ドルで落札され、当時の最高額を記録した。ただ、その後少しの間初代iPhoneブームは沈静化したようで、4月に行われたオークションでは1万8000ドル強に落札額が下落していた。

ところが、今回の1台は未開封の4GBモデルということで、LCG Auctionsは5万〜10万ドル以上という強気の予測を立て、1万ドルからオークションをスタートした。6月30日に始まったオークションだったが、7月15日の時点ではこの初代iPhoneの価格は4万2000ドル弱と振るわなかった。ところが最終日の駆け込み入札で価格が急上昇し、6万7000ドルから始まって最終的に19万ドルを超えたという。

これは2月の記録を3倍上回る価格だ。また、発売当時の価格が499ドルだったことを考えると、16年を経てこのiPhoneはその価値を約380倍に膨脹させたことになる。

今回、4GB版iPhoneの価格を急上昇させた要因のひとつには、出品前の所有者がアップルのオリジナルiPhone開発チームの一員だったことも挙げられるかもしれない。つまり、工場で生産されてすぐ、外部に出ることなく開発チームにもたらされた1台で、しかも未開封、外装も破れなどない美品という希少性の高さが評価されたと言えそうだ。

また、あえてそのiPhoneの説明にオリジナルの開発チームのひとりが所有していたと付け加え、「まさに出所は純粋」「コレクターや投資家にとって、より優れた例を見つけるのは難しいだろう」などと、希少性をより高く演出したオークション主催者の作文能力も、評価されるべきかもしれない。

Source: LCG Auctions
via: 9to5Mac, Ars Technica

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