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公開日 2023/01/12 12:17
ジョブズは「人間工学的に最悪」と否定したことも

タッチディスプレイのMacが開発中との噂

多根清史
アップルは長年にわたり、Macにタッチスクリーンを搭載する予定があるのか?という質問に対して「No」と答え続けてきた。しかし、同社がそれを実行に移すことに取り組んでおり、2025年に発売される有機ELディスプレイ搭載MacBook Proが「初のタッチスクリーンMac」になる可能性があると報じられている。

この噂の発信源は、アップルの未発表製品に詳しいBloombergのMark Gurman記者だ。その最新記事によると、アップルのエンジニアはこの計画に積極的に取り組んでおり、同社が初めてタッチスクリーン搭載Macの製造を真剣に検討していることが窺えるという。それでも発売は確定しておらず、計画が変更される可能性はあるそうだ。

初のタッチスクリーンMacBook Proは、トラックパッドとキーボードを備えた従来のノートPCデザインを踏襲しつつ、ディスプレイはiPhoneやiPadのようなタッチ入力に対応するとのことだ。ただし、アップルはiPadOSとmacOSを融合させることに消極的なため、初号機はmacOSを使う可能性が高いと述べられている。

現在のAppleシリコン搭載Macでは、 iPhoneとiPadのアプリを、開発者がオプトアウトしない限り利用できる。つまり、「あえて」iPadOSを載せない(融合させない)、ということだろう。

そもそもアップル共同創業者のスティーブ・ジョブズ氏も「タッチ画面は(ノートPCのように)垂直型にしたくない。人間工学的にも最悪だ」とコメント。また同社の幹部も2018年にiOSとmacOSのクロスプラットフォーム開発環境を発表した直後、それがタッチスクリーンMacの布石になるのか?と尋ねられて「それはない」し、今後もその予定はないと回答していた。

とはいえ、アップルが前言を撤回して180度の路線変更をすることは特に珍しくない。たとえばMacBookに限っても、2015年に導入された薄型のバタフライキーボードは廃止される流れにあり(無償修理プログラムも実施)、逆にかつて廃止されたMagSafe充電端子やHDMIポートは最近のモデルでは復活している。

が、Macへのタッチスクリーン導入は、iPadとの共食いになる可能性も否定できないはず。アップルがどういった棲み分け戦略を打ち出すのか興味深いところだ。

Source: Bloomberg
via: Mac Rumors

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