トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2022/11/04 14:51
クラウド版Windowsの廉価版も?

マイクロソフト、広告入りサブスク型の低価格Windows PCを検討中

多根清史
米マイクロソフト(以下「MS」)が、広告やサブスクリプション(定額制サービス)を組み込んだ低価格のWindows 11 PCを模索している可能性が、同社の求人広告から浮上している。

公式サイトに掲載された「プリンシパルソフトウェアエンジニアリングマネージャー」の求人情報(米現地時間・11月3日時点)によると、MSは「広告とサブスクリプションを活用した低価格PC」を目指しているようだ。

文面だけから詳細を知ることはできないが、おそらくPC本体を安く抑えるのと引き換えに、OS内に広告を表示しつつ、月額あるいは定期的に料金を徴収するしくみと思われる。

さらに、このチームは製品管理および設計チームと連携し、Windows に「クラウドファーストの体験」を推進する使命に沿った新たな使い方」を考案・構築し、「初期の考えを検証するためのプロトタイプ」を作成するという。また「継続的な顧客データと調査を利用」するともあり、実際に商業的に提供し、フィードバックを反映してブラッシュアップを図るようだ。

また「ローカルからクラウドコンピュータまで広がりうる新たなハイブリッドアプリモデルの定義から、Windowsのクラウドイノベーションの次の波をリードする」とも述べられている。つまり、既存のハードウェア向けクラウド版Windowsのさらなる拡大や、新規のシンクライアント型(主要な処理はオンラインやサーバー側で行う低価格デバイス)PCを考えているのかもしれない。

ここ数年のMSは、Windows OSを幅広く展開するため、様々なアプローチを打ち出している。その1つが、昨年8月からサービスインしている「Windows 365」である。クラウド上のWindowsをストリーミングで操作する仮想デスクトップサービスであり、macOSやLinuxのほか、Androidスマートフォンなどからも利用できる。

Windows 365は、ローカルのストレージやハードウェアの性能には依存しない。顧客は新たなマシンへの投資を節約できる代わりに、サブスクリプションの料金を支払うというわけだ。

これらを総合して考えると、「広告がOSレベルに組み込まれた低価格PC」や「Windows 365の広告入り廉価プラン」が考慮されているとも推測できる。

特にWindows 365については、比較的安価なBusinessプランでさえ月額4210円〜と、中小企業や個人ユーザーにとっては厳しめの設定であり、裾野を広げるには有効かもしれない。

Source: Microsoft
via: Windows Latest

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB