ニュース
HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
JBL初のイヤーカフ型イヤホン「Soundgear Clips」お披露目。未発表新製品の存在を多数公開
編集部:長濱行太朗ハーマンインターナショナルは、メディア向けの2025年秋季新製品内覧会として「HARMAN ExPLORE TOKYO 2025」を9月17日に開催。イヤホン・ヘッドホンジャンルでは、JBL初のイヤーカフ型イヤホン「Soundgear Clips」を発売予定であることなどを明かした。
JBLブランドでは、完全ワイヤレスイヤホンのラインナップを着実に増やしている中、3つの考え方を製品の柱として製品開発に取り組んでいるとのこと。
まずひとつは、人それぞれの“聴こえ”に対して良い環境を作れるように応えていく「Personal SOUND」。
もうひとつが、数多あるユーザーの耳の形に幅広く応えられるフィット感を実現する「Individual FIT」。
そして、さまざまなデバイスからの再生にシームレスに対応するスマート技術「Universal PLAY」の3点だ。
完全ワイヤレスイヤホンのなかでも、“ながら聴き” の代名詞ともいえる「オープンイヤー型イヤホン」がトレンドとなる昨今、JBLからも “SENSEシリーズ” がラインナップに追加されたが、「ちゃんと音楽・映像コンテンツを楽しみながら、学びを感じられる」、そして「オープンイヤー型イヤホンとしても音質と装着感にこだわっている」とアピールした。
同社では今年、「JBL Sense Lite」や、スポーツタイプの「JBL Endurance Zone」をリリースしてきたが、両モデルともオープンイヤー型ながらパワフルでバランスの取れたサウンドを楽しむことができる「JBL OpenSoundテクノロジー」を搭載。これによって逆位相のサウンドを導入することで音漏れも防いでいる。加えて、高品質なマイク技術を採用していることなども特徴だとした。
今秋には、オープンイヤー型イヤホンの最上位モデルである「JBL Sense Pro」も誕生し、「JBLが今できる最高峰を投入した」という。
同モデルでは「Diamond-Like Carbon(DLC)」振動板による16.2mmダイナミック型ドライバーの搭載をはじめ、ハイレゾ・ワイヤレスのBluetooth音声コーデックであるLDACに対応するなど、惜しみなく高音質を追求している。
装着性は、角度調整ヒンジ構造やリキッドシリコン&メモリーフォームワイヤーなどを投入することで、長時間の使用でもストレスを感じさせないフィット感を実現。
コントロールアプリ「JBL Headphones」からは、イコライザーやカスタマイズ音響「Personi-Fi 3.0」によってユーザー毎により細かくパーソナライズが可能であると謳う。また、同社のオープンイヤー型イヤホンとして初めてAURACASTもカバーしている。
AURACASTは、再生機から複数のデバイスに音声を出力でき、全デバイスが遅延なく同時に再生できることが大きなメリット。
会場では、プロのダブルダッチチーム「REG☆STYLE」のメンバー全員に、実際にJBL Sense Proを装着してもらい、スピーカーが無い環境下においても、イヤホンから聴こえる音によって、息がぴったりと合ったパフォーマンスが可能であることをデモンストレーションしていた。
「REG☆STYLE」のメンバーは、「こんなにジャンプしても取れないんですね。音が出せない状況でも、仲間と一緒にダンスを合わせられるのが凄い」などとコメント。
「ダブルダッチはチームスポーツであり、音楽のリズムに合わせてパフォーマンスすることが必須ですが、大会会場などで音が出しにくい、また出しても他の音と混ざってしまう場所でも、パフォーマンスに励むことができるのは素晴らしい」
「ストリートカルチャーは音楽と密接関係して成長してきたジャンルであり、そういった音楽とも親和性の高いJBLブランドと、今後共に成長していきたい」とも語り、JBLというブランドや製品を高く評価した。
さらに、JBLは、ブランド初のイヤーカフスタイルのオープンイヤー型イヤホン「JBL Soundgear Clips」のリリースも予定していると明かした。
こちらも「JBL OpenSoundテクノロジー」を搭載。最大の特徴として、独自のアーチ設計「JBL SonicArc」が採用されており、さまざまな耳の形にフィットする形状、かつ長時間の装着でも快適なデザインとなっている。
エレガントさとメカニカルな印象が融合する「スケルトンデザイン」を導入し、ブラック/ホワイト/コッパーを用意。加えてAmazonにて限定販売となるパープルがラインナップされているという。
会場には多数のイヤホン・ヘッドホンが展示されており、オープンイヤー型イヤホンでは、「JBL Sense Lite」「JBL Tune Flex 2」といった現行モデルを展示。
完全ワイヤレスイヤホン「JBL Tour Pro 3」については、新カラーバリエーションとしてブルーカラーモデルが今後登場予定であることも明かされた。
ワイヤレスヘッドホンは、ハイグレードモデルの「JBL Tour One M3」「JBL Tour One M3 Smart Tx」などを展示。
ノイズキャンセリング対応の「JBL Live 770 NC」「JBL Tune 770 NC」、通常モデルの「JBL Tube 520 BT」も展示されていた。
さらに、「JBL Tune 730 BT」「JBL Tune 680NC」という未発表モデルも参考出品されていた。
スポーツ用イヤホンからは「JBL Endurance Zone」の他、参考出品としてイヤーフック型の完全ワイヤレスイヤホン「JBL Endurance Peak 4」、ネックバンドタイプの「JBL Endurance Pace」といった未発表モデルの姿も。
また、同じくスポーツ用モデルの参考展示品として、有線タイプの「JBL Endurance Run 3」と、そのUSB-Cモデル「JBL Endurance Run 3 USB-C」も並んでいた。これらのモデルも今後の登場が期待される。
そのほかにも、キッズヘッドホン「JBL Junior 470 NC」「JBL Junior 320 BT」「JBL Junior 320」を展示。多彩なラインナップが会場に用意されていた。
- トピック
- JBL
- イヤホン
- 完全ワイヤレスイヤホン