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水月雨、特許取得済みの11mmダイナミック型ドライバー搭載イヤホン「ILLUSTRIOUS 光輝」
編集部:長濱行太朗水月雨(MOONDROP)は、ダイナミック型イヤホン「ILLUSTRIOUS 光輝」を8月1日に発売する。価格はオープンだが、市場での予想実売価格は税込140,000円前後としている。
本モデルは同社のイヤホン「illumination」の進化版として登場した「ILLUSTRIOUS」に搭載された特許取得済みの11mmダイナミック型ドライバーを基盤に、振動板や磁気回路の素材などをブラッシュアップしたモデル。
ダイナミック型ドライバーの振動板には、液晶ポリマーを使用したドーム型を採用。加えて高いSP3統合率を持つという「テトラヘドラルアモルファスカーボン」による層を形成することで、従来のダイヤモンドライクカーボンよりも優れた剛性と内部減衰特性を実現している。エッジ部には減衰性の高いポリウレタンを採用することで、低域のダイナミクスと大振幅時の低歪みを確保している。
ダイナミックドライバーの磁気回路には、高導磁率の素材を導入。大容量時期回路設計を実現しているため、一般的な外磁式デュアル磁気回路よりも大幅な高効率を成し得ている。加えて、銅合金製の内部構造とすることで、磁路の干渉を防いでいる。再生周波数帯域は20Hz – 20kHz、感度は124dB(1kHz)、インピーダンスは25Ω(1kHz)、全高調波歪率は0.03%(1kHz)。
銅合金製の独立チャンバーを備えることで固有周波数の調整が可能であり、ロングストロークとロングボイスコイルを備えたサスペンション構造を投入することで、さらに歪みを抑制している。併せて、チタン合金の高精度CNCケーシング、真鍮金メッキ音響フィルターも導入されている。
新たにフロントキャビティ構造を採用したことで、高域のバランスが整理され、繊細な音色表現、ディテールの豊かな再現を可能としている。また音質チューニングでは、頭部伝達関数に忠実に従い、低音強化や音響処理をほとんど行わず、高音リンギングも抑制しているとのこと。
そして、振動板素材とドライバー技術を刷新したことで、奇数次高調波歪みは0.01%以下をマークしたことで、質感が自然で透明感のある立体的なサウンド表現に繋がっているとした。ケーブルは2Pinに対応、3.5mm(アンバランス)と4.4mm(バランス)の変換プラグも用意している。