MUSE HiFi、世界初の電子管・ニキシー管同時搭載機「M6 Double」などポタアン2モデル
PHILE WEB編集部ミミソラは同社取扱いブランドMUSE HiFiより、 電子管とニクシー管とを両方搭載するポータブルDAC/ヘッドホンアンプ「M6 Double」 および、真空管内蔵ポータブルDAC/ヘッドホンアンプ「M3 Ultra」を6月27日(土)に発売する。価格は 「M6 Double」が67,200円、「M3 Ultra」が19,980円(いずれも税込)。
M6 Doubleは、軍用グレードの超小型直熱五極管NOS真空管「JAN6418」と、1950年代から広く普及した線形デジタルディスプレイ「ニキシー管 (ニクシー管)」を組み合わせたポータブルDAC/ヘッドホンアンプ。
真空管のJAN6418は、軍用規格の超小型直熱五極管NOS真空管。高域の倍音をなだらかに整えながら、温かみのある豊かな中域を実現するという。
同ブランドは3年をかけて2世代の製品開発を行い、チューブモードでの出力を大幅に向上させ、真空管アンプに匹敵する性能を達成したとしている。
なお、本機ではJAN6418専用のショックアブソーバーシステムも搭載。カスタマイズされたゴム部品と懸架技術により、使用中に電子管が全方位からの緩衝と吸振を受け、電流を安定させる設計とした。
電源部には、二次昇圧技術と分流電源供給による専用電源アーキテクチャーを採用しているほか、ニキシー管用に170V、電子管用に25Vの独立電源を搭載。特殊な二次昇圧回路によりバッテリー電圧を170Vまで直接昇圧し、MCUが20個のMOSFETを制御してニキシー管ディスプレイを駆動する仕組みだ。
また、ESSのフラグシップチッププラットフォームを採用し、電子管とニキシー管の双方に特化して2年をかけて設計したという「Double」アーキテクチャーを搭載。
希少金属を使用したカスタマイズコンデンサーモジュールにより、170Vと25Vの電圧を安定させ、温度安定性と熱管理にも配慮したとしている。
BluetoothにはQualcomm 5125チップを搭載。デュアルDSPとデュアルコアCPUアーキテクチャーにより、Bluetoothオーディオとシステム動作の安定性を確保したとのこと。コーデックはLDACやaptXにも対応している。
主な仕様は、出力端子が3.5mmシングルエンド、4.4mmバランス。ゲインモードは低、中、高の3段階で、フィルターモードは7種類。サウンドモードは真空管モードとトランジスターモードを備える。タイマーは10分 - 60分で設定できる。
入力はType-Cに対応。Type-C to Type-C充電ケーブル、USBプラグ、レザー保護ケースなどが付属する。
M3 Ultraは、 真空管を搭載するポータブル型デコーディングヘッドホンアンプ。手のひらサイズの筐体に、デスクトップアンプに匹敵する駆動力を凝縮したとしている。
真空管には、M6 Doubleと同じく「JAN6418」を採用。また、ポータブル機器に真空管を搭載するうえで課題となるマイクロフォニクス対策として、3重防振テクノロジーを導入。自社開発の超小型シリコン防振ダンパーで真空管を包み込み、シリコンの体積を極限まで圧縮することで物理的な振動を吸収するという。
さらに、内蔵マイクが拾った振動成分をリアルタイムでキャンセルする独自のマイクロフォニクス対策アルゴリズム回路も実装。回路、アルゴリズム、システム全体の3段階で振動の影響を抑える統合防振設計としている。
デザイン面では「WORLD GATE」および「トゥルー・ホロー チューブデザイン」を採用する。真空管を見せるだけでなく、希少な中空構造により衝撃から真空管を保護し、放熱性を高める設計とした。音響美学と未来的なインダストリアルデザインを融合したとしている。
イヤホン端子は 3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスを装備し、出力は3.5mmシングルエンドが460mW、4.4mmバランスが480mW。いずれも32Ω負荷時、A特性の値で、さまざまなヘッドホンを余裕を持って駆動できるとしている。なお入力インターフェースにはUSB-Cを備えている。
また回路は完全バランス構成を採用。フルバランス回路により、クロストークを抑え、精確な音像定位を実現するという。
アナログオーディオ処理は、LPF電圧増幅、BUF電流増幅、パラレル強化電流増幅を含む多段階構成を採用。これにより、プロフェッショナルプレーヤーに匹敵する性能を発揮すると同社はアピールしている。
THD+Nは0.0004%(3.5mm)、S/Nは120dB(3.5mm)。外形寸法は65W×47H×17Dmm、質量は約55g。
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