Austrian Audio、プロオーディオ機器大手の英Audiotonix傘下に
編集部:太田良司イギリスのプローディオ向けミキシングコンソールなどの設計・製造を手掛けるAudiotonixは、Austrian Audio、DPA Microphones、Wisycomの3社との間で買収合意に至ったことを発表した。買収完了は2026年上半期を予定している。
Audiotonixは、プロオーディオ向けミキシングコンソールなどの設計・製造を手掛ける企業グループ。傘下にはAllen & HeathやSolid State Logic(SSL)、JH Audio、Slate Digitalといった著名なブランドが多数在籍している。
今回の買収によって、Audiotonixはマイクロホンからワイヤレスシステム、コンソールまでのラインナップを拡充することになる。
なお、Austrian Audioは、2025年1月にDPA Microphonesの傘下に入っており、また、DPA MicrophonesとWisycomは以前から業務提携を結んでいた。これら3社が今回まとめてAudiotonixグループに加わる形だ。
Austrian Audioは2017年にオーストリアのウィーンで設立されたブランド。AKGの旧スタッフらによって構成されており、その音響遺産を継承しながら、マイクロホンやヘッドホン、オーディオ機器を開発している。
DPA Microphonesは、60年以上の歴史を持つデンマークのマイクメーカーで、ライブサウンドや演劇、映画制作向けにコンデンサーマイクを提供している。
Wisycomは、イタリアに拠点を置くワイヤレスオーディオソリューションの専門メーカー。放送やライブイベント、ロケ収録における無線マイクシステムを展開している。
AudiotonixのCEOであるJames Gordon氏は、Austrian Audioついて「長年にわたるマイクとヘッドセットの設計経験を持つAustrian Audio社は計り知れない可能性を秘めており、既存および将来のポートフォリオを補完してくれる」とコメント。
3社の買収について「Sound Devicesとの開発投資を背景に、Wisycomがチームに加わることは技術的に理にかなっている」「マイクを通じて演奏者に近づくこと。プレミアムブランドであるDPAは最適な選択」だと語っている。
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