NuPrime、クラスDアンプ搭載のコンパクト・ステレオ・パワーアンプ「AMG-STA-SE」
筑井真奈フューレンコーディネートは、同社が取り扱うNuPrime(ニュープライム)ブランドより、クラスDアンプ搭載のステレオパワーアンプ「AMG-STA-SE」を発売する。価格は495,000円(税込)。
「シングルエンド・ノンネガティブフィードバック」方式のClass Aモジュールと、新開発の「ダブルフィードバック」Class D回路を組み合わせた設計を採用。Class D回路は「AMG-STA」より強化されており、発信基本周波数を700〜750kHzに設定、750kHzを超える高速動作時でも、MOSFETの温度を従来よりも30%低く抑えることに成功している。またPMW波形の精度が向上したことでエネルギー効率も向上、余裕のある自然な表現が可能になったとしている。
航空宇宙グレードの超高精度抵抗器を採用により、わずか15ppmという極めて低い温度ドリフト係数を実現しており、外気温や環境要因の影響を受けにくくなっている。また新たに設計・最適化されたセカンダリ・ネガティブフィードバック回路(2次負帰還回路)を搭載し、音楽の再現性をさらに高めている。
AC電源も新開発となっており、外部からの放射ノイズ干渉を最小限に抑えるとともに、スイッチング電源も再設計されており、低電圧回路に最適な超低ノイズの電源供給が可能となっている。
フロントパネルは、15mm厚の硬化処理された航空機グレードのアルミニウム合金からの削り出し。ダイヤモンドカッターを備えた4軸CNCマシンによって、全48工程にも及ぶ精密な切削加工が施されている。
AMG-STA-SEを2台使用してのモノラル再生にも対応し、2倍以上の出力を実現している。なお、RCAとXLR入力を1系統ずつ装備するが、内部でパラレル接続しているため、同時使用は不可となっている。
外形寸法は235W×55H×30Dmm。質量は4.5kg。出力はステレオ時に130W×2(8Ω)、200W×2(4Ω)。モノラル時に300W×1(8Ω)、320W×2(4Ω)。S/Nは100dB@10W、全高調波歪率は0.006%、再生周波数は10Hz - 50kHz(±0.2dB@8Ω)となっている。
また、AMG-STAユーザー向けのアップグレードプログラムも用意されており、手持ちのAMG-STAを一度預け入れ、内部基板をAMG-STA-SEの基盤へと交換することが可能。2025年12月31日までの期間限定で、キャンペーンプライス165,000円(税込/1台)にてアップグレードが可能となる(通常価格は187,000円)。
アップグレードプログラムをご希望の方は、NuPrime製品取扱販売店にご連絡を。製品を預かり、基板交換と動作検証を行ってからの返却となり、納期はおおよそ1週間程度と案内されている。