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公開日 2025/04/05 23:59
海外ハイエンドブランドの注目プロダクトを徹底ピックアップ!

<九州フェア>「NADAC」再始動!/ナスペックはハンガリーのFLOWを参考出品

筑井真奈

4月4日(金)から6日(日)まで開催中の「九州ハイエンドオーディオフェア」。憧れの海外ハイエンド・プロダクトが多数登場するのもマックスオーディオ主催のショウならではの魅力。日本初登場となるMaster FidelityやFLOWなど、注目の製品についてレポートしよう。


エレクトリからは、マージング・テクノロジーのコンシューマーチームが独立して始動したMaster FidelityのDAコンバーター「NADAC D」とクロックジェネレーター「NADAC C」が国内初登場。



Master Fidelityの第一弾モデル。上がクロックの「NADAC D」、下がDAコンバーター「NADAC C」


2022年にマージングがゼンハイザーに買収されたことを受け、マージングはプロ向けオーディオ機器に注力することとなった。そのため、カナダにいたコンシューマー向け製品開発チームが、HiFiオーディオ向け製品開発のために、新たにMaster Fidelityというブランド名で再始動したという経緯がある。


NADAC Dは、フィリップスの流れを組む「1bit DAC」を現代に蘇らせる、という思いで開発されているとのこと。マルチビット方式が主流となる中で、1bit(DSD)ならではの音質の利点を追求すべく、ディスクリートにて構成。また以前のマージングは、LANベースで伝送されるRavennaという規格を採用していたが、新しいNADACではUSBを採用するなど、よりHiFiオーディオ市場での使い勝手も考慮された製品となっているとのこと。


LINNからは、アナログプレーヤー「LP12」の新しいボディ木箱となるBEDROK Plinthが登場。「スチールよりも強度が高い」とされる高温&高圧で製造されたビーチ材によって形成されており、不要な共鳴がほぼなく、レコードの音溝からの振動を理想的に引き出せると謳う。既存プレーヤーからのアップグレードにも対応する。



LINNの「LP12」専用のプリンス“BEDROCK”。木目を魅せる仕上げも美しい


アナログ再生ではLP12を、ネットワーク再生にはSEKET DSMを活用し、ストリーミングからレコードまでさまざまに再生。PIEGAの最新スピーカー「Premium 701 GEN2」も初登場となり、テレビの脇などにも設置しやすいスリムなサイズ感が魅力。想像を超える広いサウンドステージで来場者の耳を潤していた。



アルミキャビネットの美しさとスリムなデザインを両立した「Premium 701 GEN2」。ほかにもLINNのEXAKT対応スピーカー「360」や、PIEGAの「Coax 811」も活用していた


ナスペックからは、新たにハンガリーのブランド・FLOWのプリメインアンプを参考出品。会長の安達氏が昨年のミュンヘン・ハイエンドで出会い、その音質が素晴らしかったことから、国内での取り扱いを開始するに至ったという。今回披露されたのはトップモデルとなるFLOW ONEのプロトタイプで、価格は400万円程度を想定しているとのこと。日本市場からの要望などを本国にフィードバック、今後国内でも正式展開を進めていくという。



ハンガリーのアンプブランドFLOWのプリメインアンプを参考出品


また昨年から取り扱いを開始したクリアオーディオも今年の注力製品。エントリーからハイエンドまで幅広いラインナップを持つドイツの名門アナログブランドである。特に、リニアトラッキング方式のトーンアーム「TT3 tangential Tonearm」のオリジナリティあるデザインも魅力で、今後も積極的に展開していきたいと語ってくれた。



クリアオーディオのリニアトラッキングアームにも注目!


また、エミライは新たに取り扱いを開始した英国・PMCの「Prodigy 5」「Prodigy 1」も国内初披露。トランスミッションラインならではの独自の低音再生の実力を、改めて日本のオーディオファンにも体験してほしいと意気込む。



BenchmarkやAURENDERなどエミライ取り扱いの主力モデル


ハーマンインターナショナルは、JBLの「Everest 67000」を“最終披露”。先日生産完了が発表され、世界中から惜しむ声と注文が殺到しているという。イベント会場でも「エヴェレスト欲しい!」の声も聞こえており、38cmダブルウーファーの威力は衰えず。エリック・クラプトンの太いギターの音をたくましく鳴らすさまはやはり圧巻だ。



38cmダブルウーファーの威力を響かせる「Everest 67000」


今後のJBLの展開について尋ねると、「来年(2026年)にJBLは創業80周年を迎えます。いまはそれしか言えません」とスタッフもニヤリ。なんらかの新発表は期待できそうだ。



マーク・レビンソンのアナログプレーヤー「No.5105」


ステラ&ゼファンからは、GOLDMUNDの最新プリアンプ「Mimesis Excellence」やSACDプレーヤー「Eidos CD/SACD」が登場。スピーカーにはウィルソン・オーディオの「Sasha V」やマーテンの「MINGUS Quintet 2」を持ち込む。憧れのモデルには多くの来場者が近づき、じっくりとその仕上げの美しさに見惚れていた。



CH PrecisionにGOLDMUNDとあこがれのハイエンドシステムがズラリ




ウィルソン・オーディオの「Sasha V」とマーテンの「MINGUS Quintet 2」、VIVID AUDIOの「KAYA」も


フランスの平面型スピーカーDiptyque Audioも試聴機会の少ないスピーカー。輸入を担当するシーエスフィールドの今井さんも、平面型だからこそ音がストレートに出てくる点や、箱がないために“箱鳴り”がない点など、平面型ならではの魅力を強くアピールしていた。



Diptyque Audioの平面型スピーカー「160 Mk2」


YGアコースティックからは「Hailey 3.2」が登場。Referenceシリーズの中核となり、ペア1,400万円強という価格だが、最新世代のYGの音をまさに代表するモデル。



金属の強固なキャビネットでおなじみ、YGアコースティックの「Hailey 3.2」


そのほか今年の注目のプロダクトも写真でお届けする。



FYNE AUDIOのブックシェルフ「F500S」も、サイズを超えた豊かなサウンドの広がりに期待大。後ろにはKEFの「Blade One Meta」も




ネットワークジャパンのブースでは、ドイツ・QUADRALのスピーカーやSOUND MAGICのラックを展示




タクトシュトックはJPLAYのチームが開発したネットワークプレーヤー「XACT」(エクサクト)やEdiscreationのハブ、光アイソレーターをフィーチャー




フランスのテックブランド・DEVIALETからは最新のプリメイン「ATLAS」を参考出品


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