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公開日 2025/02/19 15:30
2023年に初公開されたアイテム

RME、独自技術“μFilter”搭載のオーディオ用電源フィルター「LNI-2 DC」

編集部:松永達矢
シンタックスジャパンは、同社が取り扱うRMEより、電源フィルター「LNI-2 DC」を2月26日(水)に発売する。価格はオープンだが、税込99,000円前後での実売が予想される。

「LNI-2 DC」

「ガルバニック絶縁」技術と、RME独自の「μFilter(マイクロフィルター)」技術を搭載したアクティブDCフィルター兼スタビライザー。9V〜18VのDC電源入力に対応し、電源由来のノイズや干渉を排除してクリーンな12.0V DC出力を実現する。基本的にはADI-2シリーズで使用する想定だが、適切な使用範囲であれば他メーカーの製品でも使うことができるとのこと。

なお、本モデルは2023年に開催された同ブランドのプレスカンファレンスにて世界初公開されたアイテムとなっており、本報をもって日本国内にて正式に案内される格好となる。

ガルバニック絶縁とは、入力側(電源)と出力側(機器)の間のグランドを分離し、電源由来のハムノイズや、高周波ノイズ、リーク電流が出力に混入するのを防ぐという技術。同社によるとトランスには容量結合によって1nF(ナノファラッド)以上の残留結合が存在し、それが微小なノイズの伝播経路になり得るとのことだが、本モデルでは独自の高性能設計により、わずか35pF(ピコファラッド:nFの1000分の1の単位)という極めて低い容量結合を実現。卓越した絶縁性能を獲得したとアピールしている。

本体の前面、および背面部

ブランド独自のμFilterは、超低ノイズのリニア・レギュレーターを採用することで、数μVという驚異的な超低ノイズ性を獲得。あわせて搭載されるセンサー技術により、付属の4線式DCケーブルのコネクター部で直接電圧をリアルタイムに測定・補正。負荷変動による電圧低下を完全に防ぎ、負荷がゼロの状態から最大3Aまで変動しても、+12.0Vの安定した電圧を維持するという。

筐体はアルミニウムの一枚板から削り出しにて成型。2色のLEDによるステータス表示や、DC出力を他のデバイスやPE(保護接地端子)に接地するためのGND端子を搭載する。外形寸法は80W×30H×123Dmm、質量は605g。
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