メタリック・ゴールドを初導入

クリプトン、世界初のLDAC/aptX Adaptiveで96kHz/24bit対応アクティスピーカー「KS-55HG」

公開日 2024/04/26 08:00 編集部:長濱行太朗
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クリプトンは、デスクトップユースに最適なコンパクトを実現したハイレゾ対応のアクティブスピーカー「KS-55HG」を5月下旬に発売する。KRIPTONオンラインストア専売モデルであり、価格は、142,780円(税込)。カラーバリエーションは、ゴールド・メタリック(KS-55HG-G)/シルバー・メタリック(KS-55HG-S)の2色で展開される。

「KS-55HG」。写真左からメタリック・シルバー、メタリック・ゴールド

同社が展開するKS-Gシリーズの新たなフラグシップモデル。最新世代のクアルコム社製チップを搭載したことによって、Bluetoothの高音質コーデックであるLADCとaptX Adaptiveに対応。さらに両方のコーデックで96kHz/24bitのワイヤレスハイレゾ再生もカバーできるようになった。同社調べによると、セパレートタイプのアクティブスピーカーで、LDACとaptX Adaptiveの両コーデックで96kHz/24bitに対応したモデルは、KS-55HGが世界初だと謳っている。

アクティブスピーカー「KS-Gシリーズ」では3モデルをラインナップする

スピーカーユニットは、30mm リングダイアフラム型トゥイーターと63.5mmウーファーを搭載しており、どちらもTymphany社製のユニットを採用している。再生周波数帯域は70Hz - 60kHz、クロスオーバー周波数は1.2kHzとしている。

30mm リングダイアフラム型トゥイーター

63.5mm ウーファー

アンプは、DDC回路とフルデジタルアンプを直結させた構成によって、D/A変換のロスをなくしたデジタル伝送を実現したとのこと。デジタルアンプ部はL/Rのチャンネルでセパレートされており、各チャンネルにDSPを内蔵。そしてデジタルクロスオーバーネットワークを介し、トゥイーター用とウーファー用で独立したデジタルアンプで駆動させる、2ウェイ・デジタル・バイアンプ駆動となっている。これらの技術によって、高解像度で歪みが少なく、高S/Nな再生を実現したとアピールしている。アンプの総合出力は140W(Low 35W×2、High 35W×2)。

ウーファーの下に設置されたインジゲーターでは、入力信号のフォーマットを確認できる

入力端子は、USB Type-B×1基、光デジタル音声×1基、ステレオミニ×1基を搭載。USB入力の最大サンプリング周波数/量子化bit数は、PCM 192kHz/24bit、DSD 5.6MHz/1bitまで対応する。

KS-55HGの背面端子部

エンクロージャーは、回折効果による反射を低減するオーバル・ラウンドフォルムデザインを採用し、さらにオールアルミを筐体素材に使用することで箱鳴りによって発生する内部定在波を改善することで、滑らかな音質を実現しているという。

KS-55HGでは、リモコンも新しくなっており、電源/ボリューム調整/消音/入力切替/入力割当といったボタンが設置されている。外形寸法は109W×159.5H×203.4Dmm、質量はLch 約1.9kg・Rch 約2kg。

KS-55HGはリモコンもリニューアル。写真左が従来モデル、写真右がKS-HG55の付属リモコン

オーディオ事業部事業部長の渡邉 勝氏は、「コンパクトなスピーカーは、設置のメリットだけでなく、ニアフィールド再生において優れた定位性を確保できる特長を備えている」とコメント。「我が社はデスクトップスピーカーのクオリティに対して、今度もこだわっていきたい」と意気込みを語った。

発表会では、クリプトン会長の濱田正久氏(写真左)、オーディオ事業部事業部長の渡邉 勝氏(写真右)が登壇

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