上位機の技術を多数投入

Q Acoustics、新開発C3を中・低域ユニットに搭載したブックシェルフスピーカー「5020」

公開日 2023/08/07 12:22 編集部:松永達矢
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イースタンサウンドファクトリーは、Q Acousticsのブックシェルフスピーカー「5020」を9月1日(金)から発売する。価格は160,600円(ペア/税込)。

「5020」サテン・ブラック

「5020」サントス・ローズウッド

上位シリーズのエレガントなデザインを踏襲した2ウェイバスレフ型ブックシェルフスピーカー。新開発のC3(Continuous Curved Cone)を搭載した125mm径の中域/低域ユニットは、周波数特性が的確にコントロールされ、高域ユニットとのスムーズな統合を可能にし、このクラスのドライブ・ユニットとしては優れた周波数特性とリニアリティを実現したとアピールする。

C3を採用した中域/低域ユニット

C3を採用することで、ストレート・コーン・プロファイルの長所を保ちつつ、望ましくないピークやディップを防ぐことができる。よりタイトな低域再生やキャビネット内の定在波による変調に対して影響低減が見込めるという。

25mm径の高域ユニットには、最上位モデルConceptシリーズから着想を得たハウジングを採用。ユニットをフロントバッフル部から離し、キャビネット内部の圧力や中域/低域ユニットからの共振を遮断し、高域再生時のパフォーマンスを向上させた。

キャビネット設計は、同ブランドブックシェルフスピーカー「3000シリーズ」比で板厚を25%増加させた20mm厚のMDF材を採用。バッフル面はレイヤードバッフル構造を採用し、25mm厚のHDF(高密度ファイバーボード)、ブチルゴム、硬質アクリルの3層で構成する。この3層構造は、同社Conceptシリーズに採用する技術から着想を得た設計で、クリアな音楽再生の妨げとなる振動を抑制するとしている。

異なる3素材を組み合わせたレイヤードバッフル構造を採用

さらに、フラッグシップモデルである「Concept500」でも採用されたブランド独自のP2P(Point to Point)ブレーシングを施すことで高い剛性を獲得。ステレオイメージを改善している。塗装仕上げは、サテン・ブラック/サントス・ローズウッドのほか、受注生産のサテン・ホワイト/ホルム・オークを加えた計4色を揃える。

受注生産カラーのサテン・ホワイト

受注生産カラーのホルム・オーク

周波数特性は53Hz - 30kHz(-6dB)、感度は87.9dB(2.83V@1kHz)、インピーダンスは6Ω、クロスオーバー周波数は2.5kHzで、推奨パワーアンプ出力は25W - 100Wとなる。外形寸法は180W×284H×293Dmm、質量は7kg(1本)。

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