フロントにローズウッド色のウッドパネルをあしらったデザイン

ラックスマン、ベルトドライブ式アナログプレーヤー「PD-191A」。ナイフエッジ機構ユニバーサルトーンアーム搭載

公開日 2022/08/26 10:00 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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ラックスマンは、ベルトドライブ式のアナログプレーヤー「PD-191A」を発売する。発売時期は9月末頃を予定しており、価格は990,000円(税込)。

LUXMAN「PD-191A」

2011年に発売された「PD-171」から11年、その間に得られたラックスマンのオーディオに関する最新技術を盛り込んだ「ラックスマンが考える一体型アナログプレーヤーの集大成モデル」となっている。前面にローズウッド色・光沢仕上げのウッドパネルをあしらった低重心なデザインが特徴。

モーターは高精度のPID制御によるDCブラシレスモーターで、5.2kgの重量級プラッターを、経年変化に強いEPDM製ベルトを介して駆動する。プラッターは30cmのアルミ材削り出しで、ダイヤモンドカットの表面仕上を施している。

トーンアームはサエクと共同開発した完全新規設計のユニバーサルトーンアーム「LTA-710」を搭載する。軸受は初動感度に優れるナイフエッジ機構。アームの実行長は10インチで、トラッキングエラーを抑え、面振れに対する制動性を高めているという。

サエクと共同開発したユニバーサルトーンアーム「LTA-710」

アームベースは交換可能で、オプションによりSME3009やオルトフォン、サエク、FRなどの往年のトーンアームを装着することも可能。また左後部にロングアームを搭載するための外付けアームベースも取り付けられる。

15mm厚のトップパネルにはスピンドルとプラッター、トーンアームがマウントされ、制振インシュレーターレッグ経由で設置されるアンダースラング構造となっている。

ドライブモーターと電源トランスは、新たなシャーシとして設けられた3.2mm厚のボトムパネルに制振ゴムを介してフローティングマウントする。デリケートな信号のピックアップを振動源から切り離し、S/Nやハウリング性能を大幅に改善しているという。

「PD-191A」のリアパネル

D.U.C.C.導体採用のリード線を装着したオリジナルヘッドシェルとアルミ削り出しEPアダプター、振動吸収ラバーを採用したターンテーブルシート、5P→RCAタイプのOFCフォノケーブル、電源ケーブル「JPA-15000」等が付属する。

なおダストカバー、ヘビーウェイト、ヘッドシェル、交換用ゴムベルトなどは別売で用意される。さらに「SME3012」用外付けアームベースなど、さまざまなトーンアームに対応するアームベースの発売も予定されている。

サイズは491W×128H×399Dmm、質量は24.8kg。回転数は33 1/3、45、78回転に対応、ワウフラッターは0.04%以下。適合カートリッジ自重は4〜11g(ヘッドシェル込みで17〜24g)。高さ調整範囲は22mmとなる。

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