ブランド主宰者が自らプロデュース

ORACLE、フォノイコ新モデル「PH200 MK3」。高精度RIAA実現/幅広いカートリッジに対応

公開日 2021/08/20 00:00 編集部:伴 修二郎
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ユキムは、同社取り扱いブランドORACLEより、フォノイコライザーアンプの新モデル「PH200 MK3」を9月に発売する。価格は363,000円(税込)。

「PH200 MK3」

PH200 MK3は、ブランドを長年主宰してきたジャック・リーンデュー氏がプロデュースし、音楽性を損なわずピックアップされた信号を、高いクオリティで正確に再現することを念頭に設計されたとモデルだとアピール。同ブランドの名機PH 1000を彷彿とさせる新世代モデルだともしており、50年近くの歴史を持つDLELPHI Seriesで培った、アナログ再生のノウハウは本機の中にも受け継がれているという。

別筐体となっている電源部は、DC15Vをダブル・アウトプットで本体に供給。アルミニウム筐体の本体は、電源基板とセパレートされたデュアル・モノ・デザインのPCBと、L/Rそれぞれのファースト・アンプ・ステージにバーブラウン製のオペアンプOPA 228P、セカンド・アンプ・ステージにはOPA 627APを採用。抵抗は全て精度の高さに定評あるデール(DALE)製で構成されている。

本機ののRIAAイコライザーカーブは、最大偏差±0.1%の高精度を実現。ゲイン切り替えは41.5dB(3.0mV以上)/52dB(1.0mV〜3.0mV)/62dB(1.0mV以下)の3段階が可能。負荷インピーダンスはMMカートリッジ用の47kΩのほか、MCカートリッジ用に5段階(100Ω/200Ω/511Ω/1kΩ/1.5kΩ)のポジションが設けられており、幅広いカートリッジへの対応能力が備わっている。

さらに、グラウンド・ループの問題を解消する手立てとして利用できるというグラウンド・パス機能を装備。基本的な設定においては、3P電源プラグのグラウンド端子がアースに接続する環境ではON、アースがフローティングする環境では1に設定して使用するという。

周波数特性は20Hz〜20kHz@±1dB、全高調波歪が0.05%以下@20Hz〜20kH。入力感度は0.2mV以上、S/N比が80dB以上、

外形寸法は本体が217W×50H×315Dmm、電源部は115W×75H×220Dmm。質量は本体が2.3kg、電源部は1.5kg。

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