シリアル番号で個体差もチェック可能

Wavelet Designの“ダイナミックBAドライバー”搭載イヤホン「OPUS1」、約3万円で5月29日発売

公開日 2015/05/15 11:05 編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
zionote(株)は、特許技術の“ダイナミックBAドライバー”を搭載するWavelet Design社のイヤホン「OPUS1」の発売日を5月29日(金)に決定。29,800円(税抜)で販売する。なお、受注生産となり、すべてを手作業で製造するため注文から出荷までしばらく時間がかかるという。また、本日5月15日よりビックカメラ(池袋本店・有楽町店・新宿西口店・名古屋駅西店・ビックロ新宿東口店)で、明日5月16日からはe☆イヤホン(大阪日本橋本店・秋葉原店)で先行試聴展示を行う。

OPUS1

5月7日に発表された時点(関連ニュース)では「5月末」とされていた発売時期と、未定だった価格が正式に決定した格好。Wavelet Designは、これまでに他社ブランドのイヤホン開発を専門に行ってきた会社で、今回発表のOPUS1が自社ブランド第一弾製品となる。型番の“OPUS”はクラシック音楽で「作品」の意味で使われる言葉で、OPUS1はWavelet Designの「作品第一番」を現す名称になる。

1基のドライバーにムービングコイルとバランスド・アーマチュアを両方使用したハイブリッド方式のユニットによる“ダイナミックBAドライバー”を搭載。分割振動の影響を受けるというビニールやPE素材のダイナミックドライバーと比較し、広い周波数帯域の振動において有利とのことで、これまでのBA型に比べて安定した振動が可能だとしている。

ダイナミックドライバーとBAドライバーの長所を合わせた同ドライバーにより、シングルBAながら1mWで109dBという高い音圧感度を実現。「高感度イヤホンの短所となるノイズも解決している」という。

また、「多くのシングルBAイヤフォンよりも人体工学的にデザインした」というエルゴノミックデザインにより装着感にも配慮。また、ダイナミックドライバーを搭載するイヤホンと比べて、はるかに長いノズルによって、深い着用で意図したサウンドを最大限引きだすとしている。なお、ハウジングは傷に強いUVコーティングを施している。

製造は全てエンジニアによる手作業で進められ、各工程と最終組立後でも1つずつ全てを厳しく検査して出荷。ドライバーは量産の特性上、どうしても1つずつ微妙な違いが生まれてしまうが、自社の非常に厳しい基準を守るために、IEC 60318-4 simulatorによって1つずつ手作業で厳しくチェックを行ってから組み立てラインに入るという。

生産工程においては、1kHz以下の帯域では±0.5dB、1kHz以上では±1dBという厳しい精度で1つ1つ測定。1つ1つのOPUS1はシリアル番号で管理され、出荷前の最終測定データはzionote@blogで公開。シリアル番号で個体ごとのデータを確認できるようにする。

【問い合わせ先】
zionote
TEL/050-5532-3201

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

新着記事を見る
  • ジャンルヘッドホン(単体)
  • ブランドWAVELET DESIGN
  • 型番OPUS1
  • 発売日2015年5月15日
  • 価格¥29,800(税抜)
【SPEC】●ドライバー:バランスドアーマチュア ●周波数特性:20Hz〜16kHz(-6dB,500Hz) ●インピーダンス:32Ω ●ケーブル長:1.2m ●プラグ:3.5mmステレオ金メッキ端子