そのほかにも多数の新製品が登場

<HighEnd2012>Burmester、最新ネットワークプレーヤー「111」を公開 − 単体でCDリッピングが可能

公開日 2012/05/04 15:11 オーディオアクセサリー編集部:立原良則
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Burmester(ブルメスター)は、ミュンヘンで行われている「HighEnd2012」にて、完成したばかりのネットワークプレーヤー「111」を使ったデモを行っていた。

プリアンプ機能を有するミュージックサーバー「111」

REFERENCE LINEに位置する「111」は、プリアンプとしても機能するミュージックサーバーで、本体単独でCDのリッピングが行える。同社の説明員によると、「昨年より参考展示をしてきた製品だが、いよいよコントロールアプリの開発が終わり、随時アップデートできる体制が整ったため、今回のショウにて発表とデモを行うことができた」とのこと。プリアンプ部は、同じREFERENCE LINEに属するモデルと同等のクオリティを持っており、本機一台であらゆるソース機器を集約した高品位再生が実現する。

ブルメスターオリジナル開発によるコントロールアプリを使ってのデモを行う。直感的でシンプルな操作感があり使い勝手はよさそうだ

「111」は単独でのCDリッピングにも対応している

192kHz/24bitまでのデータ再生に対応し、FLAC形式でのCDリッピングが行える。高いエラー補正性能を有するFEC技術による精度の高いリッピングが可能だ。

デモは新製品のスピーカー「BE50 MK2」により行われた。ミッドレンジ2基をバーチカルに配置し、最新世代のリボントゥイーターを装備。バスドライバーは側面に配されている

本体内には、アップデートに随時対応する楽曲データベースを保有しており、リッピングと同時に楽曲情報やアートワークなどを取得して表示する。データのない楽曲に関してはユーザー独自の編集も可能にしているとのこと。ストレージ部分は、3TBを標準としており、HDDのうち1つは楽曲データの保存、もう一つのHDDは不慮の事態への備えを目的とした楽曲の識別情報の保存を行う。システム用の記憶領域としてSSDが採用された。また、近い将来、すべてのストレージ領域をSSD化するサービスも予定されている。

192kHz/24bitのUSB入力、Bluetooth伝送にも対応するDAコンバーター「113」

同社の製品にラインアップされている3機CDプレーヤーをUSB、Bluetoothに対応させることができるDAコンバーターオプション「MINI MODULE」も発表された


デモブースには同社の主力スピーカー群が一同に会し展示されている

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