英naimのCDプレーヤーとプリメインアンプを見てきた

公開日 2007/05/11 20:36
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<上>CD5i  <下>Nait5i
昨日のニュースでお伝えしたとおり、パシフィックオーディオは、英naim(ネイム)ブランドのオーディオ製品の取り扱いを開始し、5月16日より販売を開始する。

本日、パシフィックオーディオ会議室で、同社製品を実際に体験できる「プレリリース」が開催された。

naim社は、1973年にジュリアン・ブレーカー氏により設立された老舗メーカー。スタッフ総数は130名で、研究・開発には20名が在籍する。イギリスでは確固たる地位を誇る人気ブランドで、近年ではDVDプレーヤーやホームシアター用スピーカーなども販売している。

国内ではこの10年間輸入販売が行われていなかったが、今回、パシフィックオーディオが再び国内販売を行うことになった。当面、ピュアオーディオ製品を主体に展開していく。

パシフィックオーディオの根本浩氏は、「naimは国内でも根強い人気を持つブランド。既存モデルのメンテナンスなどを含め、ファンを大事にしていきたい」と語る。販売は、「このようなnaimファンのほか、青春時代にnaimに憧れていた団塊世代層、さらには新しい顧客にもシンプルなデザインを武器にして製品の魅力を伝えていきたい」とのことだ。

ラインナップは昨日のニュースでご紹介したとおりだが、主力製品は、CDプレーヤー「CD5i」とプリメインアンプ「Nait5i」。いずれもシンプルなデザインで、本体カラーも艶消しブラックとミニマルなイメージだ。CDプレーヤーのトレイは手で引き出すタイプで、しかも円を描いてスライドするユニークなもの。

CDのトレイは手で写真のように引き出す

CD5iの背面端子部。DIN端子を備える

同社製品は5ピンのDINケーブルでプレーヤー・アンプ間を接続するのが特徴だが、この両機種でもその伝統は引き継がれている。ただし、RCA入力も備えているので、他社製品との接続ももちろん可能となっている。CDプレーヤーはデジタル出力を装備せず、アンプのスピーカー出力はバナナ端子になっているなど、仕様にもこだわりが見られる。

Nait5iの背面。スピーカー端子はバナナプラグ専用

同じくNait5iの背面端子部

残念ながら取材時には音を聴くことができなかったが、根本氏によると、「naimはもともと中低域に粘りがある音が特徴だったが、30年経ってもその傾向に変わりはない。逆に高域はすっきりした印象を受ける。スピーカーによって音の個性がかなり変わるので、様々なスピーカーとの組み合わせを試してみて欲しい」とのこと。

なお、このプレリリースは、12日・13日にも行われる。場所はオーディオユニオンお茶の水アクセサリー館内(ユニオンビル4階)で、時間内はフリーで内覧、試聴が可能。ハイエンドショウトウキョウに行かれる方は、その前後にでも立ち寄ってみてはいかがだろうか。

【問い合わせ先】
パシフィックオーディオ
TEL/03-5280-5106
E-MAIL/info@pacificaudio.jp

オーディオユニオンお茶の水アクセサリー館
TEL/03-3295-3103
E-MAIL/accessory@audiounion.jp

(Phile-web編集部)

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