井上千岳氏絶賛!アルテスの注目プリ/パワーアンプ「エクセシオール」シリーズとは
左はP2000、右はM2000 |
以下、本日発売された「季刊・オーディオアクセサリー107号」に掲載されている、井上千岳氏のレポートから一部引用する。
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<前略>結論から言ってしまうが、これは驚愕したといっていいほどのシステムである。世界中に優れたアンプはたくさんあるが、少なくともこういう音の出る製品はこれまで聴いたことがないといっていい。
エクセシオールの大きな特徴は電源回路にある。交流電源を整流してコンデンサーに充電するとき、尖頭電流といってスパイクのような鋭い電流が流れる。このため電源にはどうしてもリップルというさざ波のような揺れが残るが、現在までこれを完全に解消する手法は確立されていない。アルテスではここに注目した。すなわち整流してコンデンサーに入れる前に、定電流回路とシャント型定電圧源を通し、コンデンサーに入れる電流を一定量に維持することで尖頭電流を排除しようという仕組みである。<中略>通常このような回路構成にすると充電される量が少ないためパワーに支障を来すとして誰も手を付けたことがないという。エクセシオールシリーズはこの未踏の回路構成を実用化したわけである。
<中略>電源に棘がない。真っ平らといっていい電源電流が生み出すのは、まさにそのことを裏付けるように付帯音のまるでない透明度の高い音調である。音に歪みっぽい耳障りなところがなく、その分ディテールが大変細かく生き生きと出てくる。電源の汚れと一口に言うが、電源が平らになるとどうなるかという証拠がここにある。<後略>
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試聴記事では、このあとエクセシオールで様々なソースを聴いた印象が綴られ、「これを聴いた後でほかのシステムを聴くのが怖い」とまで書かれている。電源の大家である井上氏も両機をことのほか気に入ったようだ。
「EXCESIOALE P2000」「EXCESIOALE M2000」は、小田急線成城学園前駅の「ポプラ」で試聴することができる。試聴を希望する方は、03-3483-8857まで電話で予約を。
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(Phile-web編集部)