• ブランド
    特設サイト
公開日 2023/01/05 10:10

LUMIX初の像面位相差AF搭載ミラーレス「S5II」。ブラック基調デザインの「S5IIX」も

エンジン&センサーを刷新
編集部:平山洸太
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
パナソニックは、フルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX S5II」を2月16日、「LUMIX S5IIX」を6月下旬に発売する。レンズキットを含めたラインナップと予想価格は以下の通り。

「LUMIX S5II」(左)、「LUMIX S5IIX」(右)

・S5II(単体)「DC-S5M2」248,000円前後
・S5II(レンズキット)「DC-S5M2K」281,000円前後
・S5II(Wレンズキット)「DC-S5M2W」300,000円前後
・S5IIX(単体)「DC-S5M2X」274,000円前後
・S5IIX(レンズキット)「DC-S5M2XK」306,000円前後
・S5IIX(Wレンズキット)「DC-S5M2XW」334,000円前後

LUMIXで初めて像面位相差AFを採用したフルサイズミラーレス一眼カメラ。通常の「S5II」に加えて、デザインを変更しつつ動画性能を強化した「S5IIX」の2種類をラインナップする。またキットの付属レンズは「20-60mm F3.5-5.6」で、Wレンズキットはこれに「50mm F1.8」が追加されるかたちとなる。

基本的な性能はS5II/S5IIXともに同様で、エンジンとセンサーを従来から刷新。エンジンには従来機「S5」比で演算性能約2倍、バッファメモリ約4倍の「新ヴィーナスエンジン」を搭載する。またセンサーは新開発のもので、解像度は24.2MP。前述の通り像面位相差AFに対応する。

キーデバイスを刷新

像面位相差AFの測距点は779点で、センサーの撮像領域のほぼ全域をカバー。さらに同社が培ってきたコントラストAFによるDFD(空間認識AF)を組み合わせることで、リアルタイム認識AFシステムの性能を高めた。具体的には、被写体が向かってくるシーンの追従性、複数の被写体が存在するシーン、夕暮れなどの逆光シーンや低照度シーン、イルミネーションなどの点光源を含むシーン、商品をレビューするシーンといった、コントラストAFで苦手としてきたシーンを改善している。

端まで動いても追従を続ける

S5とS5IIの比較。像面位相差AFによって追従速度が向上している

連写速度は電子シャッター時に最大30コマ/秒で、バッファメモリは従来比4倍に強化。ローリングシャッターの抑制も行われている。また基幹デバイスが進化したことで、画質全般が向上したとのこと。新インテリジェントディテールにより、フラット、ディテール、エッジの判別性能が向上。また高感度でも自然で立体感ある描写を実現するという新2Dノイズリダクション、高性能3Dノイズリダクションを備える。また絵作りについては、「生命力・生命美」を引き続き採用する。

「画質全般が向上」したと説明

動画については同社の「S1H」「GH6」のDNAを継承したとしており、本体にクーリングファンを搭載し、C4K 60p/50p 4:2:2 10bitの無制限記録が可能。最大で6K 30p/25p 4:2:0 10bit記録が行える。また新エンジンにより、3Dノイズリダクションがさらに進化しているとのこと。新たにリアルタイムLUTもサポートする。手ブレ補正については新たにアクティブ I.S.を搭載し、手ブレの状態を最大限活用できる制御を導入。手ブレ補正状態を判断し、水平・垂直・回転方向の補正割合を最適化することで、撮影者も被写体も動くなどの新しい表現が行えるようになるとしている。

S5IIとS5IIXの違いは動画性能と説明したが、S5IIXではUSB-SSD記録、ALL-Intra動画記録、ProRes動画記録といったプロ向けの機能に対応。そのほか無線ライブ配信、USBテザリング、有線ライブ配信といった配信機能もS5IIXならではの機能となる。そのほか動画RAWデータ出力はS5IIXはデフォルトで利用可能だが、S5IIでは有償ファームアップによる対応となる。

S5IIとS5IIXの機能比較

またS5IIXではブラック基調デザインを採用し、正面のLUMIXロゴについても目立たないようになっている。またS5IIXのロゴも目立ちにくく、モードダイヤルの赤いリングもブラックになっている。さらに各種ボタンについても白色ではなくグレーの文字を採用するなど、S5IIと比べて文字の視認性が下がっているものの、一方で配置に慣れたユーザーにおける視覚的なノイズが抑えられているかたちだ。

右がブラック基調デザインのS5IIX

機種名やLUMIXのロゴもブラック

両モデルともボディ素材にマグネシウム合金を採用し、184万ドットのフリーアングルモニターと368万ドットのOLEDファインダーを搭載する。グリップ形状を改良したほか、ジョイスティックは新たに8方向対応のものを採用し、斜め方向にも動かせるようになった。またメニューデザインも変更し、クリエイターが迷わないように意識したとのこと。ストラップ構造についても見直され、三角環が廃止されている。

手に持った様子

新たに追加された「コントロールパネル」

記録スロットにはUHS-II対応のSDダブルスロットを搭載。HDMI出力については、フルサイズのHDMI Type Aを採用する。また充電時にはUSB-PDをサポートするほか、バッテリーグリップも用意する。

HDMI Type A端子を採用

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 『ゴジラ-1.0』だけじゃない! GWに観たい「最近サブスク解禁された話題作」まとめ
2 レコード再生のワンモア・ステップ(6):MC型カートリッジ選びの楽しみ
3 Apple Musicも聴ける高コスパ ネットワークプレーヤーeversolo「DMP-A8」。音質と使いこなしを徹底検証
4 Amazon、最大85%オフの電子書籍セール中/最大30%オフのマンガ全巻まとめ買いセールも
5 ディズニープラスを楽しむGW、家族・親子で楽しめるおすすめ映画5選
6 吸音材に反射材…オーディオ用ルームチューニング材の効果・選び方を解説!
7 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
8 夢の環境を作り上げろ!「マイクスタンド」で作る、僕の考えた最強のオーディオ設置システム
9 「スター・ウォーズ」初心者必見!2024年はシリーズデビューするチャンス
10 英・コード製プリメインアンプの実力恐るべし!「Ultima Integrated」をB&W「800 D4シリーズ」で徹底検証
5/7 10:53 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX