AURAS東京、シアターの常識を覆すかんたん操作&美しいデザインの“エンターテイメント空間”をカスタムメイド
ホームオートメーションのAURAS(オーラス)東京は、ホームシアターのプランニングと施工のほか、ラグジュアリー住宅向けに光、音、映像、空調を統合したオートメーションシステムを手掛けている。オーラスがつくる唯一無二のエンターテイメント空間を、デザイン&アートイベント「DESIGNART TOKYO」で行われたさまざまなブランドとのコラボ展示にて体験することができた。
居住空間と視聴環境の快適さを“自動で”両立!
オーラスのショールームとBang & Olufsen(以下、B&O)六本木店は、東京・六本木のAXISビル3Fに隣接しており、どちらもオーラスの代表である山岡裕和氏が差配している。イベントでは両店舗に、オーラス、B&O、ルートロン、マナトレーディングがコラボしたさまざまな体験が用意されていた。
オーラスならではの魅力を最も感じられたのは、ルートロンの新しいホームコントロールシステム「HOME WORKS」を使ったデモンストレーション。デモンストレーションでは照明と電動シェード、そしてホームシアターがオートメーションされ、ホームシアターとBGMシステムのあるリビング空間にて、1日のサイクルを体験できた。
「今回は一例として、サーカディアンリズムを整える暮らしのイメージを用意しました」と山岡氏。ちなみに山岡氏はライティングコーディネーターに加えて、調光士(ディムリエ)の資格も所有している。
さっそく壁のキーパッドを押してシーンスタート。まずは夜、就寝時に消灯された状態から、朝日が昇り始めて窓から陽が差し込むと、室内でも徐々にオレンジがかった温かい色の照明が点灯し、起床時間になると電動シェードがオープン。空が青く、光が明るくなるにつれて、室内も白く、明るく変化していき、日中は太陽光に近い昼白色に。
夕方、陽が沈みはじめると電動シェードが降りてきて西日を防ぐ。その際には照明の色も段々とオレンジに。夜になりカーテンが閉まると、就寝に向けて身体の準備を妨げず、それでいながら十分な明るさを確保した白い照明が点灯する。
このように、太陽の動きによって生じる外光の変化に応じて、適した光環境へと自動でコントロールされるため、暮らしているだけで自然と生活のリズムが整うのである。
そして、それだけで終わらないのがオーラス流。夜になれば、B&Oのホームシアターシステム「Beovision Harmony」が展開され、同時にアンプやプレーヤーなどホームシアター関連機器の電源もオン。テレビで放送番組を見るもよし、好きな作品を選んで上映するもよし、お待ちかねの “おうち映画館” が自動で展開されていく。
映画を見終わったら、もちろん機器の電源は自動オフ。就寝に向けて照明が徐々に絞られていき、消灯するとデモンストレーションは終了。実際の暮らしでは再び朝日が昇ると…と繰り返してリズムをつくる。
さらにユニークなのはBGMシステムだ。ホームシアターのサラウンドとしても活用している天井スピーカーは、スマホからも簡単に音楽再生が可能なほか、目でも楽しめるようにセッティングされていた。というのも、専用スタンドに聴きたい曲のパッケージを置くと、スピーカーから音楽が鳴り、ライティング演出が開始されるのである。
「ケースを開いて音楽をかける動作に醍醐味を感じたり、ジャケットのビジュアルに惹かれたりした経験をお持ちの方は、たとえ再生にはつかわないとしても、これはこれで捨てないものです。それを遊べるようにしてみました」と山岡氏。秀逸なアイデアと難なく実現する技術力がなんとも頼もしいかぎり。
コラボ展示では空間デザインの意義を示した
マナトレーディングとのコラボ展示では、B&Oのスピーカーやルートロンのキーパッドといった機器を、インテリアファブリックと組み合わせることで、インテリアのように空間に調和させたイメージ展示を行っていた。
B&Oのスピーカーは新サービス「Atelierカタログ」によって、カラーや素材、仕上げなどをカスタマイズした5種類の「Beolab 28」を揃える。カーテンに合わせたカスタマイズとなっており、通常モデルとのテイストの違いが体感できた。
ほか、マナトレーディングのインテリアファブリックを採用した内装に、新製品「Alisse」をはじめとするルートロンのキーパッド、B&Oのホームシアターシステム「Beovision Contour」をコーディネートした展示も。
B&O六本木店ではブランド100周年記念モデルも展示。フルオーダーメイドの「Atelierビスポーク」の開始に伴い発表された、世界50ペア限定のスピーカーシステム「Beolab 90 Alchemy Edition」は、24Kのフロント・トップ・サイドカバー、ブロンズメッシュのスピーカーカバー、ウォールナットのパネルを採用している。
ほか、Beolab 28と「Beovision Theatre」の100周年記念モデル「Atelier Art Deco Limited Edition」コレクションも。アルミニウムの表面には、100周年になぞらえた100本の線で構成幾何学的なモチーフをエッチング加工であしらったほか、各パーツも特別にカスタマイズされている。
今回のDESIGNART TOKYOへの出展、ならびに大規模なコラボ展示は、オーラスから働きかけて実現できたものも多いという。山岡氏は「オーラスでしか体験できない、実現できないというプランニングとお店づくりのため、今後もさまざまなアプローチを続けていきたいと考えています」と明かしてくれた。

ホームオートメーションのAURAS東京
東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3F
TEL:03-3582-6633
営業時間:10時00分 – 18時00分(予約制)
定休日:水曜日

Bang & Olufsen 六本木店
東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3F
TEL:03-3582-7711
営業時間:10時00分 – 19時00分
定休日:水曜日
