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【第46回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ

心を許した友人が元殺人犯だったら…。生田斗真と瑛太の名演が光る衝撃のヒューマンサスペンス

2023/01/20 ミヤザキタケル
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サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2018年の公開作『友罪』をご紹介します!

『友罪』(2018年・日本)
(配信:Netflix / U-NEXT / dTV)

『友罪』Blu-ray&DVD発売中 価格:5,280円(税込) ・発売元:株式会社ハピネットファントム・スタジオ・販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング (C)薬丸岳/集英社 (C)2018 映画「友罪」製作委員会

薬丸岳のベストセラー小説を、『64-ロクヨン-』『護られなかった者たちへ』『ラーゲリより愛を込めて』の瀬々敬久監督が映画化。ジャーナリストの夢を捨て町工場で働き始めた益田(生田斗真)は、他人と距離を置き、自分のことを一切語らない鈴木(瑛太)と出会う。同じ寮で暮らし、徐々に打ち解けていく二人。そんなある日、殺害事件が起こり、かつて日本中を震撼させた少年Aによる凶悪事件との類似性が囁かれる。そして、ネットに拡散されていた少年Aの写真が、鈴木に似ていることに気が付く益田であったが…。

犯してしまった罪は、何をもって赦されるのか。定められた刑期や罰金、加害者と被害者による和解や示談など、形式的な終わりは存在するものの、それらでは決して終わらせることのできない罪もある。それぞれに抱える罪に心を蝕まれながら、終わらぬ償いの手段、答えなき答えを探し求めて苦悩する登場人物たち。

その姿を目の当たりにするだけでもあなたの心は疲弊すると思うが、当事者にでもならない限り直視することがないであろう葛藤に身を委ねる時間は、きっと有意義なものになるに違いない。そして、今ある日々や日常を見つめ直すキッカケをも得られることだろう。

(C)薬丸岳/集英社 (C)2018 映画「友罪」製作委員会
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。

ミヤザキタケル
1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。

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