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【連載】ガジェットTIPS

LED電球、調光器対応のものが用意されているのはなぜ?

2022/09/28 海上忍
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LED電球への入れ替えは白熱電球が切れたタイミングで、と考える人は少なくありませんが、その照明器具がLED電球に対応するかどうかに考えが及ばない人もまた少なくありません。

というのも、明るさを変化させられる「調光器対応の照明器具」にはLED電球を利用できません。物理的には装着できたとしても、すぐに故障するなど不具合が起こること確実でしょう。調光器対応の照明器具には、同じく調光器対応のLED電球を使わなければならないのです。

Image:Rasstock/Shutterstock.com

その理由のひとつが「突入電流」。LED電球を点灯した瞬間に生じる突入電流は、通常レベルの数百倍に達することがあり、半導体素子の最大定格電流を超えてしまい調光器にダメージをおよぼすことがあるのです。調光機能付きの照明器具に調光非対応のLED電球を装着すると、破損や故障、寿命を縮める原因になります。

さらに、マッチングの問題もあります。照明器具の調光機能には、通電/非通電の時間を変化させて調光する「位相制御方式」や、点灯と消灯の間隔を調整して調光する「PWM制御方式」など数種類あるため、その方式に適したLED電球を選ばなければなりません。相性がよくないLED電球を選んでしまった場合には、うまく点灯しなかったりチラついたり、といった問題が発生するので注意しましょう。

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